ゲームのおもひでぽろぽろ
今週のお題「ゲームの思い出」
私は高校生高学年になるまでまさにゲームジャンキーであった。
今年30才の私はファミコン世代である。
今になって思う。ファミコンのゲームは死ぬほど難易度が高い。
特に今でもキングオブクソゲーの名を欲しいままにしているトランスフォーマーコンボイの謎というゲームがあったが、あれは開始5秒で死ねるほどの難易度である。
まだまだ子供だった私は半べそをかきながらやっていた記憶しかない。
ファミコンの異常な難易度を体験してきたからであろう、ニンテンドースイッチのマリオオデッセイなど、(多少私に知恵がついたとはいえ)赤子の手をひねるように簡単だ。
こういったゲームから入ったチビッコたちが、社会の荒波を超えていけるのか心配になるほどだ。
我々世代の人間が小学生だった頃は、PCもスマホもなかったから、ゲームが性格に与えた影響は小さくないであろう。
ファミコンの横スクロール、
スーファミの微妙な3D、
64やPSの3D、
PS2・・・
と、技術の進化を見てきたので、今のゲームをみても、ちゃんとゲームだと認識できる。
しかし、いきなりPS3やXboxからゲームを始めた子供らは大丈夫なのであろうか?
あまりにもリアルすぎて、ゲームなのか現実なのかわかってやっているのか、多少不安になる。
もし私に子供がいれば、少なくともそう思うであろう。
特に洋ゲーなどはグロテスクだったり、ほとんどルールがなくやりたい放題のゲームも多々あるので、子供に与える影響がどうなのだろうかと心配になる。
リアルなのに加えて、ネットに接続もできるようになったので、よからぬ輩にたぶらかされないかも心配だ。
私たちが子供の頃はゲームもよくやったが、普通に山や海に行ったりして体を動かす遊びもした。
ミニ四駆やビーダマン、ベイブレードなど、手にとって遊べるおもちゃもあった。
今は小学生どころか、幼稚園生くらいの子供でもスマホでYoutubeをみたりしている。
友人の子どもたちが普通にスマホを使っているのをみて、ちょっと違和感を感じるのは私だけではないだろう。
しかし、スマホで動画を子供に見せたら、おとなしくなるらしい。ずっと世話をするのも大変だからだ。
もう今はゲームは全くしなくなったが、ゲームの思い出と考えても楽しかった思い出しかない。
スマブラで白熱して騒ぎすぎて親から怒られたり、友達に負けて号泣してみたり、
ファイナルファンタジーやポケモンなど、かなりやりこんだゲームもある。
VR、課金制スマホゲーム、インターネット対戦など、我々世代のゲームにはなかった要素だ。
今のゲームは進化しすぎていて、そこから入った子供たちが心配になる。
実写かと思うほどのリアルなCG、そしてさらにVRへと続いている。
視覚の次となると、今度は触覚や嗅覚さえ感じられるものへと続くのだろうか?
息抜きや楽しむためにやるぶんにはかまわない。
しかしもし現実で嫌なことがあって、そちらへ逃げてしまったらどうなるであろう?
そこが空想の世界ではないと、判断できるのだろうか?
私がゲームをしなくなったきっかけは、高校生の時に初めて彼女ができたからだ。そこから現実の世界のほうが楽しいと気付いた。
やはり人と人の関わりほど楽しいものはないだろう。もちろん大変なこともあるが、乗り越えるだけの価値がある。