サイケな音楽でトリップしたい時 ノエルギャラガーズ・ハイフライングバード「フー・ビルト・ザ・ムーン?」
こんな人におすすめ!
・サイケな音楽でアッチの世界へ行きたい人
・オアシスのノエル・ギャラガーは今何をしているのか知りたい人
・ループミュージックとロックの融合を体験
ノエルギャラガーズ・ハイフライングバードとは
2009年、惜しまれつつも解散したオアシスのギタリストであり、メインソングライターのノエル・ギャラガーのソロ名義。
このアルバムはソロ名義の三作目にあたる。
音楽性
まず最初の曲で度肝を抜かれた。
何だこのサイケな音楽は。
オアシスも時折サイケな曲があったが、この作品はそういった曲が多い。
日本の音楽の標準的なフォーマットは、イントロ、メロ、サビ、のようにきちんと起承転結をつけた音楽がほとんどだが、洋楽では同じようなコード進行の中でどれだけ遊べるか、といったループミュージックが一般的。(ポップスは除く)
この作品も、どこがメロでどこがサビなのかよくわからないが、それでも曲として成立していると感じられるのは、彼のセンスによるところが大きいだろう。
ブリット・ポップという一大ムーブメントを作り出した張本人でありながら、過去の栄光に甘んじることなく新しい音楽を追求しているという、飽くなき情熱がひしひしと感じられる。
オアシスを聴き込んだ私だから、少し贔屓目で見ている節はあるが、それでもこのアルバムの「ロック感」はハンパない。
総合評価
革新性4
演奏力4
個性5
アレンジ4
バランス4
総合4.5
Noel Gallagher’s High Flying Birds - If Love Is The Law (Official Video) - YouTube