Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

ゼネラリストか、スペシャリストか

 ブログの種類から、これからの社会を予想してみる。

 

ブログには、おおまかに2種類ある。
・雑記ブログ
・専門ブログ
である。


 両者には一体どんな違いがあるのか。

 


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ジャンル

 


・専門ブログの場合、読まれる・読まれないがはっきりと分かれる。雑記ブログの場合は面白いと思ってもらえたら、他の記事も読まれる可能性が高まる。


 雑記ブログと専門ブログの違いは、ジャンルがあるかないかだ。


 専門ブログとはその名の通り、音楽、料理、旅行など、特定のジャンルに特化したブログだ。そして雑記ブログとはその逆で、決められたテーマはない。ジャンルのあるなしについてのメリット・デメリットは、


専門ブログ→検索されやすい。その反面、テーマから外れた場合は読まれもしない。


雑記ブログ→検索されにくい。様々な角度から記事を書ける。


 例えば旅行ブログの場合、旅行嫌いの人からすれば全く見る価値はない。他のジャンルも同様だ。専門ブログは、読まれる読まれないがはっきり分かれる。


 雑記ブログの場合は、特定のキーワードがないため、検索されにくい。しかしもし気に入ってもらえれば、他の記事も読んでもらえる可能性も高い。


 専門ブログの場合は、収益化を目的としている場合が多い。そのジャンルを求めている人を集め、収益をあげる。なのでジャンルとかけ離れていることを書いていたら、ファンを集めることはできないだろう。


 雑記ブログの場合、少なくとも最初の時点では趣味での書物といったところから、収益化に繋がるという場合が多いだろう。専門ブログよりは長い時間をかけてファンを獲得する必要があるが、その時間の中で豊富な記事を書くだけの能力も養われる。

 


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ファン

 


・専門ブログの場合、ブログそのものにファンが付く。雑記ブログの場合は管理人にファンが付く。


 専門ブログと雑記ブログのファンの違いは何であろうか?


 基本的に人がネットで検索をする理由は、わからないこと、疑問があるからだ。それに対する答えを期待して、人はネットを利用する場合が大半だ。


 つまり、その疑問に答えることができたなら、読んでもらえるということ。つまり、専門ブログにつくファンとは、ブログそのもののファンになるということだ。


 その一方、雑記ブログとは、疑問に対する答えを書いているわけではない。考え方や文章の面白さに共鳴してくれる人が読む。つまり、雑記ブログにつくファンとは、ブログの管理人のファンということだ。


 これはおそらく雑記ブログと専門ブログの違いで最も差異の出る部分であろう。専門ブログのファンとはブログのファンなので、ファンが求める答えを提供できなければいずれは読まれなくなる。

 

 他に丁寧な答えを出しているブログがあればそちらにファンを奪われることもあるだろう。


 雑記ブログのファンとは、その管理人の考え方に興味を持ってファンになるわけだから、極端な話、ブログを移動させたとしてもファンはついてくるだろう。


 もし専門ブログの管理人がジャンルを変えたりすれば、あっという間にファンはいなくなるはず。

 


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ネタ

 


 専門ブログはその名の通り、専門性のあるブログだ。そして専門ブログを利用する人は、疑問に対する答えを期待している。例えば旅行なら、オススメの国や、どのように行くのが安いかなどのお得な情報といった具合だ。


 疑問というキーワードがあるので検索されやすい。極端な話、有益な記事ならば、その記事しかなくてもたくさんの人に読まれる可能性はある。


 弱点としては、ブログのジャンル外のことを書きすぎると趣旨がぶれてしまうので、あまり本筋から逸脱したことは書けない。特に旅行ブログともなると頻繁な更新も難しいだろう。

 

 書くべきことが大体決まっているのでネタ切れにもなりやすいが、その反面、大筋が決まっているので運営方針なども考えやすい。


 その一方、雑記ブログを見る人は、きっかけとしては偶然や口コミが大半であろう。なぜならコンセプトがはっきりしないので検索もされにくい。


 もちろん面白い記事を探している人に検索される可能性はあるが、それよりもたまたま目に入ったとか、ツイッターで話題の、など専門ブログに比べて運の要素が大きい面がある。


 雑記ブログのネタは、管理人が見聞きしたもの全てだ。すなわちネタ切れになりづらい。しかしコンセプトがないということは、ブログの運営方針なども考えづらいし、おそらくそんなことを考えながら雑記ブログを書いている人も稀だろう。


 PRとしては口コミなど、草の根運動が主となるので根付くまでに時間がかかる。専門ブログに比べて、長いスパンをみて運営していかなくてはならない。専門ブログはいい記事があれば少ない記事数でも読まれるが、雑記ブログの場合は記事数がものをいう。特に初期の段階では検索されるのが難しいので、とにかく記事数を書いて確率を稼ぐしかない。

 


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これからのインターネット

 


 先にも書いたが、基本的に人がネットで情報を調べるのは、わからないことがあるからだ。これからもネット検索の理由の大部分はそれであり続ける。


 しかし今ではスマホで手軽にネットが使えるようになったので、人々は疑問がなくてもネットにつなげるようになった。


 何か面白いものや、興味深いものはないかという理由でネットを利用する人は増えるであろう。そういった時には雑記ブログは有利に働く。


 人々はより主体的にネットを使うようになるというわけだ。そして個人メディアの数も増えていくだろう。そして個性を出すべく極端なことやとにかく派手なことをする勢力も増えてくるはず。


 基本的にメディアとは、質より量である。炎上したとしてもそれだけ話題になっているということだから、アンチも増えるがファンも増える。数人の熱心なファンよりも、たくさんのライトなファンがいるほうが、運営側としては利益になる。


 実際、カネにものを言わせてとんでもなく高価なもののレビューをする人、女性の場合は「色」を使ったYouTuberなど、過激な投稿が目立ち始めている。


 とはいえ、これからの時代は自分自身の考えというものが大切になってくる。経費削減と人手不足により、簡単な仕事はどんどん消えていき、広く浅くしか働けない人は淘汰されていく。そのような時代を乗り越えるためには、揺るぎない自分という存在を作り上げなければならない。その手助けになるのがブログやYoutubeに代表されるSNSだ。


 日本はすでに思春期を終え、これからは成年期に入る。より落ち着いた考えや目線で厳しい時代を生き抜いていこう。