Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

お祭りと宝くじ

今週のお題「ハロウィン」

 

 ここ最近、妙に盛り上がりを見せているのがハロウィン。10年ほど前はよほどのミーハーでもない限りハロウィンなど知らなかった。


 しかし今や私の住んでいる田舎でさえも、仮装した若者だか馬鹿者だかしらないが、そういった連中が飲み屋街を練り歩いている。


 確か本場の海外ではトリック・オア・トリート的な、子どもたちがお菓子を貰いに行く行事だったはずだが、なぜか日本では仮装して騒ぐ、といった ふうにアレンジが加わっている。アレンジと言うかほとんど原型がなくなってしまっているが。

 


f:id:no3b312:20181101125301j:image


 そういった外国の行事をアレンジするのが日本人の得意とするところなのだろう。今からさらに10年経つ頃には、また新たな行事で騒ぐのが当たり前の社会になっているのだろう。


 世界の果てまでイッテQ!で、宮川大輔が世界の色々なお祭りに参加している。あの中から何か日本に取り入れられるものはないか??


 とはいえイッテQで紹介されるお祭りは、基本的にすべて競争である。

 

 日本にあるお祭りや行事には、順位を決めるようなものはそれほどないような気がする。順位をつけるにしてもビンゴ大会くらい。ビンゴ大会は順位付けがあるが競争ではない。100%運に左右されるからだ。


 それと同じ理由で日本人は宝くじが好きなのだろう。どれだけダラダラ生きている人間でも、真面目にコツコツ働いている人でも、全く同じレベルで勝負できるからだ。私が思うに、一発逆転を狙ってダラダラ生きている人間のほうが買う確率は高そうだ。

 


f:id:no3b312:20181101125538j:image


 日本人はおそらく、DNA的に争いごとが好きではないのかもしれない。戦争を体験したことのない人でも、争いをさけたいのだろう。


 老いも若きも、男も女も、才能のある人間も才能のない人間も、競争をせずにみんなでワイワイしながら同じ土俵で楽しむことができるもの。それがお祭りと宝くじ。


 この2つが日本からなくならないのは、あらゆる人間が肩を並べられる機会を誰もが求めているからかもしれない。


 それはつまり、みんなで仲良くしたいという平和への思い。