営業マンはなぜ一方的に喋り倒すのか。
営業マンはなぜ喋り続けるのか。
自宅にいると、新聞やら携帯やらの営業マンが訪ねてきたり、電話がかかってきたりする。
彼らに対して不思議に思うことがある。
まず初めに彼らは「〜に興味はありますか?」といってくるので、こちらとしては「あ、営業だな」とすぐに理解ができる。
その時点でこちらとしては断る準備ができているのだが、彼らはこちらが断りを入れる前に本題に入って、最後まで決まり文句を喋りきってしまう。まるでこちらに返答の隙を与えないかのごとく!
あまりの剣幕に話を中断するのも気が引けてしまう。ようやく彼らが喋り終わった後、「いや、結構です」と言った時、顔に面倒くさそうな表情が浮かぶ時もある。いや、だって勝手にそっちが喋り倒しただけでは…と思うがしょうがない、彼らも人の子だ。
こちらに興味がないことが明白なら、返答の隙を与えてさっさと次に行ったほうがいいような気もするのだが、そうはしない。とりあえず決まり文句を全て伝える義務でもあるのだろうか。
もしそうだとしたら、営業を人間がやる必要はないのではないか。決まり文句を録音しておいて自動的に電話を掛けて、最後はライブチケットを買う時の自動受付サービスのように、「この商品を買う時は0を、いらない時は1を押してください」などとした方が人件費もかからなくて良い。
本当におすすめしたい商品ならともかく、浄水器や布団など明らかに売ってる本人も興味がないようなものを売る営業マン本人も大変だろうし、いちいち断りを入れるこちらも胸が痛む。
お互いに関わらないほうが幸せな場合もあるものだ。