なぜリア充はネコの歌を作るのか?
ギターで弾き語りをしていると、いろんな人に出会う。
飲んだくれて暴走する人、
ギターも歌もうまいのに全然喋らないので埋もれていく人、
もしくは逆に演奏せずにダラダラ喋る人、
などなど。
いろんな人がいる中でも、ある一定の法則があることに気付いた。
それは、「リア充はネコの歌を作りがち」という事実。
弾き語りで楽しい思いができているのだろう。たくさんの仲間に囲まれ、イベントを企画し、時に挫折し…そういった自分の境遇に半ば酔っている人をたまに見かけると鳥肌が立ってしまう。そして、そういう人の風貌はよく似ている。
①冬場を除き、7分丈のパンツ、おしゃれな帽子。(そして高確率で裸足で歌っている)
②出演しているライブの企画者。いわば自作自演。
③自分が飼っている、もしくは飼っていたネコの歌を作っている。
ある程度の規模のライブやフェスに行くと、こういう人物が高確率で歌っている。時に複数居る。
一言でいうなら「ナオト・インティライミ感」とでも言おうか。自分、青春してます!時に苦しいときもあるけど、仲間に支えられて今まで生きてこれました!とデカデカと顔に書いてあるかのようなパフォーマンス。
こういう人は間違いなくギターも歌もうまいのだが、どこか見ていて聴いていて鳥肌が立つのも事実だ。
あなたの街のライブやフェスにも、ナオト・インティライミ風情は存在する。もしかしたら、意外とすぐそばにいるのかもしれない。