なぜ無能な人ほど、ボーナスを期待するのか?
先日、私の会社でボーナスの支給があった。
私は入って間もない為なかったのだが、他の人はもらったようだ。
すると皆が口を揃えて言う。
「うわー、思ってたより全然すくないわー」
は?????
Why????
ボーナスを少ないと思うという事はつまり、今年はたくさんもらえると期待していたとも言い換えることができる。
私はまだ今の会社に入って間もないが、社会にでて10年以上経っているので、この会社がどのような商売をしているのかはわかっているつもりだ。
仕事のやり方についても、
必要のないような書類に延々とハンコを押しまくり、
コピーを取りまくり、
根拠のない残業を続けている。
どう考えてもあまり儲けが出るような商売ではない。
私以外の人は何十年も働いているだろうに、この会社の仕事の有り様を見て、なぜボーナスに期待できるのかが全く理解できない。一体彼らは何十年も何を見てきたのだろうか?
日本人というのはまじめなようで、根拠のない期待をするギャンブラーなのだ。
代表的なものが
パチンコ、
宝くじ、
スマホのゲームガチャ、
であろう。
パチンコはまだ戦略のようなものがあるらしいが、宝くじとガチャに至っては100%ランダム。それにお金を投入する動機は、根拠のない期待だけである。
我々日本人は基本的には無宗教だ。それゆえ、宗教と聞くとどこか怖い、胡散臭いという印象を抱きがちだ。
しかし宗教の本質とは、「信じる」事ではないかと思う。
それでいうなら「〇〇のメーカーだから買う、中国産だから買わない」、というようなブランド思考も宗教であるし、なんとなく当たるかもしれないという期待のもとに宝くじを買うのも宗教である。
人は信じるもの、心の支えがなければ生きていけない。
宗教を持たない我々だからこそ、根拠のない期待を抱いてしまうのかもしれない