だって仕事だから、、、その2
前回の記事はこちら(^o^)
「だって仕事だから」
この言葉の意味するところはこうである。
お金を払う方が、絶対的優位な立場を取れるという風習。
逆に言うなら、
お金を受け取る側はあらゆる理不尽にも文句は言えない。
なぜこんな風習が当たり前になっているのかというと、商売に感情を持ち出しているからだ。
本来、仕事というものはWin-Winの関係を深めるためのもの。
双方にメリットがなければならない。
お互いが対等だと思えていたなら、その関係は長続きする。
もしどちらかが不公平だと感じていたなら、関係は終わる。
しかし、不公平だと感じているにも関わらず、関係を続けようとするから話がこじれてくるのだ。
話を極端にシンプルにしてみよう。
例えば、もし買った漫画が面白くないなら、売ったり、それ以降は買わなければいい。
もし飲食店にいって美味しくなかったり、接客が悪かったりすれば、もう二度と行かなければいい。
仕事量と給料がイコールになっていないと思うなら、辞めればいい。
ここで話が終われば、損をする人はいなくなるはず。
もう少し考えてみると、今の時代いくらでもリスクヘッジができる。
例えば、漫画が面白いのかそうでないのか知りたいなら、レビューを見たり、マンガレンタルで借りてみる。
もしその飲食店がいい店なのかわからなければ、無難なチェーン店にする。
いうまでもなく、このリスクヘッジができるのは、お金を払う側だけである。
あとになって自分が期待したほどではなかったというのは、完全に自己責任だ。
しかし、お金を払う側が絶対的な立場を取れるという風習が当たり前になっている世の中では、お金を払う側の落ち度を考慮できず、お金を受け取る側がひたすら我慢するしかない、という状況に落ち着く。
しかし、そういった状況が当たり前だという社会なら、過労死した人も職務を全うしたまでだ、という話になってしまう。これでは誰も幸せになれない。
つづく