冷静と情熱のAmazon その2
ごきげんよう。管理人の吉岡です。
前回のつづきです
冷静と情熱のAmazon その1 - 甘ブロガーの華麗なる戯言
日本は先進国の中でもキャッシュレス化が遅々として進んでない国だ。
これほど現金主義の先進国はほかにあるまい。
IT大好き人間の私は早くからカードを持っていて、未だに現金で払う人を少し蔑んでいるフシさえある。
しかしお金を手渡しで貰う機会があって、新しい気持ちが芽生えた。
実際にお金のやり取りをすることによって、お金の尊さを学んだり、給料をもらう幸せを噛みしめる事ができるのだと。
確かにキャッシュレス化が進めば世の中は便利になるだろう。
小銭を持ち歩かなくてすむし、証拠が残るからトラブルも減る。
売上データを蓄積すれば、トレンドもある程度予想できるようにもなるだろう。
私の好きな言葉を一つ紹介したい。
「お金は一番大切なものではない。しかしお金は、あなたが一番大切にしているものに影響を与える。」
お金のやりとりはゲームではない。そして人生で一番大切なものではないが、間違いなく人生において重要な部分を占める。
美女に振り回されるのは嫌いではないが、お金をネットのなかで振り回している私たちは、実はとてつもないバチあたりなのではないか?
話をもとに戻そう。
あなたはネットでバッグを買ったとする。あなたにとって大金と思える値段で。
もしそのバッグを、実際の店舗にいって、現金で払うとしたら、本当に買うだろうか?
おそらくためらうはず。
ネットで買えば、よほど気に入らない限り、わざわざ面倒な手続きをしてまで返品しない。
しかし実際に足を運び、現金を持っていくという労力を払えば、よほど気に入らない限りは購入できないはずだ。
ネットならば、その労力がゼロになるから、安いと感じてしまう。
そして実際の値段も、ネットの方が安いだろうからさらに決断もしやすくなる。
つづく