学校というところ その2
ごきげんよう。管理人の吉岡です。
前回のつづきです
学びたいという気持ちがなければ人は簡単に堕落する。
国民皆保険や生活保護、この国ではよほど度を越して怠けない限りは、野垂れ死ぬことなどありえない。
自然界で生きていた頃の我々の祖先は、怠けたものから死んでいく環境だった。
成長する気のない人たちが悪いのではなく、成長しなくても死ぬことはなくなった社会こそ、物事をややこしくしている諸悪の根源であろう。
私は30歳になってからギターを始めたので、やはり同年代の人達と比べると腕前の差は歴然だ。
しかしたくさんの人達と知り合う中で、そういった人は多いということもわかった。
若い時弾いていて、結婚して辞めて、子供が独り立ちしてまた再開する、といった人。
仕事が忙しくて辞めて、ある時ふと再開した人。
定年退職して老後の楽しみのために始める人、などなど。
日本では年齢を重ねることに恐怖を感じる人が多い。
以前出会った25歳位の若者に楽器を勧めたことがあったが、こんな歳から始めるのは無理です、と断られたことがあった。
自分を変えたい、成長したいという気持ちがあれば年齢は関係ないはずだ。
現に職業訓練校では私はかなり若いほうだ。ほとんどの人は私の親より少し若いくらいの年の人が多い。
歳を重ねれば少しずつ体も能力も衰えていくのは間違いない。
そのペースがあまりにもゆっくりだから気づきにくいだけで、維持する程度ではある時ふと、自分が衰えているという事実を突きつけられることになる。
何歳になっても前向きな気持ちさえあれば、青春を続けることができるのだ。