全知全能の神
ごきげんよう。管理人の吉岡です。
先日レビューしたポルカドットスティングレイの魅力を、さらに紐解いていきたいと思う。
前回はこちらテレキャスター・ストライプ - 甘ブロガーの華麗なる戯言
このバンドの曲を聴くと、まず最初に耳に入ってくるのはギターだ。
昨今のメジャーバンドでは珍しく、かなりギターが暴れまわっている。
その次にメロディー。
明るいメロディーなのだが、あまり聞き慣れないコード感に伴って、どこか狂気を感じる。
ボーカル雫さんの歌唱も申し分ない。
英語の発音はばっちりだし、可愛らしい声からドスの利いた声まで出せる。
そこらへんにいる可愛いだけのアイドルたちと一線を画する、ガチの歌い手といって差し支えないだろう。
大体の場合において、歌唱力があるということは、歌部分の主張が強くなりすぎてしまう。
特に日本の音楽というのは、歌以外があまり聞こえてこない楽曲が多い。
しかし彼女の場合、歌唱力は間違いなくあるのに、そこしか聞こえないという感じになっていない。
これは非常に珍しいケースと言えるだろう。
そして私が一番驚いたのは、歌詞である。
こういった目の保養になるような見た目の女子は、甘すぎて胸焼けしそうなラブソングを歌いがちだが、むしろドロドロの愛を歌う歌詞となっている。
さらに巧みに英語を織り交ぜ、歌詞の意味よりも韻やリズムを優先した言葉選びをしている。
その事が、歌唱力はあるのに主張が強すぎない、ちょうどいい塩梅のボーカルになっている要因であろう。
思いの外ハマってしまった自分にびっくりしているが、これからさらに掘り下げていくので乞うご期待!