いい音を求めてポタアン買ってみた
ごきげんよう。管理人の吉岡です。
最近は音楽レビューするようになったので、いい音を求めてポータブルヘッドホンアンプとやらを買ってみた。
私の音楽環境を簡単に説明すると、
音源 AppleMusic
媒体 iPod touch
ヘッドホン ゼンハイザーPXC310BT(ワイヤレスタイプ)
といったところだ。
ストリーミングサービスは確かに便利だが、音質の面で言うならペラペラの紙のような薄さである。
最近ではかなり質は良くなったが、ワイヤレスではやはり少し劣化が気になるところ。
しかし、もし音質よりも便利さを取る人がいたとしたら、充分なレベルということは間違いない。
私が使っているゼンハイザーのヘッドホンは決して安物ではないが、カッスカスのビットレート音源をワイヤレスで聴けば、さすがにパワー不足感は否めない。
実際のところ、ヘッドホンとiPod touchの音量を最大にしても音量、音圧ともにイマイチ。
PXC310BTにはブースト機能らしきものもついているが、音がこもりまくって不自然感極まりない。
このひどい有様を少しでも改善できればと、TEAC HA-P50を購入。
ヘッドホンとiPod touchの間に噛ませるのだが、ワイヤレスになれているぶん、コードのごちゃごちゃ感がハンパない。
多少動揺するも、期待と不安に興奮し、早速聴いてみた。
なんということでしょう
あれだけペラペラでボンヤリした音が、完全に生まれ変わっている。
それはまるでサナギから蝶へのメタモルフォーゼ。
変にキンキンした高音も、ヤンキーが乗っている車に積まれたウーファーのような不自然な低音も、今やはっきりとした輪郭を持って、アーティストの思う音に近づいているように思う。
しかしこれは私の気のせいかもしれないと思い、試しにiPod touch→ヘッドホンだけにしてみたが、、、
なんじゃこりゃああああああ!!!
とても聴けたものではない。
流れてくる音全てがボンヤリした霧の中をさまようゾンビのようにフラフラしているし、ボリュームを最大にしても音が割れるだけ。
こんな音で聴いた気になっていた自分をボウガンで撃ち殺してしまいたいくらいだ。
気になる部分としては、電源のON-OFFボタンはなく、ボリュームノブを一番左に回すとOFFになるので、たまにつけっぱなしにしてしまうということ。
ヘッドホンの特性かもしれないが、割と高音が強めなので、iPod touch側で高音を削ったりと、少し調整は必要だが、概ね繋ぐだけで劇的に音は改善する。
ともあれ、これでさらに音楽を聴くことが楽しくなった。
もしいいヘッドホンを持っているのに、音質が物足りないと感じている人がいれば、オススメの一品である。
さらにこのポータブルアンプは、ハイレゾにも対応しているとのことなので、そちらもいずれレビューしてみたい。