BASCHEE(バスチー) ~ローソン商品開発部の血と汗と脂肪の結晶〜
最近CMで見かけて気になっていたものを紹介したい。
ローソンのBASCHEE(バスチー)だ。
『レアでもベイクドでもない、バスク風チーズケーキ 税込み215円 260kcal』
まずは見た目から見ていこう。
最初に商品棚に並んでいるバスチーを見て感じたのは、
「小さくね??」
ということ。CMで見た感じより小さいと感じたのは私だけではあるまい。
実際私はこの商品を見つけるのに少々時間がかかった。もっと大きなものを想像していたからだ。
おいおいローソンさんよぉ、あれだけ大々的にCMするくらいならそういう詐欺まがいの商品を出すのはやめたほうがいいんじゃないか??
しかしとりあえず食べてみる。
「なんじゃこりゃぁぁぁ」
信じられないくらいの濃厚さ。まるでチーズをこれでもかというくらい凝縮したかのような味わい。
しかも本当にレアとベイクドの間の子のような食べごたえ。
レアほど柔くないが、ベイクドほど喉に詰まる感じもない。
人類の叡智の賜物
私はローソンの商品開発部の人たちに思いを馳せる…この味を出すために相当な試行錯誤があったに違いない。
夜遅くまで残り、味見として何十、何百もの試作品を食べまくって太ってしまっても、また次の試作品がオーブンの中で焼き上がり、芳ばしい匂いが商品開発部内を満たす…
睡眠不足と食べ過ぎが相まって、健康診断に引っかかったとしても、消費者の笑顔のために、否、外食と違ってコンビニの食べ物は基本家に帰って食べるので、どれだけ苦労して作ったとしても、彼らの笑顔を見ることは叶わない…
つまり最終的には商品開発部の人たちの自己満足を満たす、終わりのない自分自身との戦いになるのだ。
そう、だから若干「小さくね?」と感じても目をつぶるくらいの価値がこの商品にあると認めざるを得ない。
というよりも、めちゃくちゃ濃厚なのでこれ以上大きくなると胸焼けするだけだろう。
きっとローソンの商品開発部の人たちは慢性的な胸焼けに襲われているに違いない。いや、一般人には到達することのできない、胸焼けの向こう側にたどり着いているだろう。
まとめ
この濃厚さにはブラックコーヒーが合う。この商品と一緒にコーヒーの売上アップも期待できそうだ。
これはスイーツではない。バスチーという新しいジャンルを作り出した革命的な商品だ。これまでの概念を覆す全く新しいものを作り出したローソンに最大限の賛辞を送るべきであろう。
税込み215円、ぜひとも皆に食べてもらいたい。