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孤高の天才 エリオット・スミス「Xo」

今回紹介するのは、アメリカのシンガーソングライター、エリオット・スミスのアルバム「Xo」です。


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薄暗く、素朴なアレンジが多いため、際立った存在感があるわけではないのですが、独特の美しさをもった楽曲には定評があります。

 

エリオット・スミスとは↓

1990年代から2000年前半にかけて活躍したアメリカのシンガーソングライター。

映画「グッド・ウィル・ハンティング」に提供したMiss miseryがアカデミー歌曲賞にノミネートされ、注目を集める。
2003年に惜しくも34歳の若さで亡くなりました。

 


Miss Misery by Elliott Smith [Lyrics] Good Will Hunting (ending song)


音楽性


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なんだか調味料のような名前のアルバム名ですが、中身は薄味です。


アメリカの音楽とは思えないほど陰鬱で、アレンジも地味。


しかし、美しい。

嫌なことがあって落ち込んだ時、明るい音楽を聴くと、なんだかバカにされてるような気分になります。


嫌なことがあった日はむしろ、こういう静かで薄暗い曲のほうが胸に響きます。(もちろん落ち込んでない時に聴いてもよし)


基本的にはアコースティックギター1本の音を核に作られているような曲がほとんどな感じです。


とんでもない速弾きも、目玉が飛び出るようなドラムソロもなし。バンドアレンジの曲も、素人が作ったような基本中の基本を抑えたものがほとんど。


しかし、どの曲にもシンプルなギターリフと美しいメロディという芯があるため、物足りなさは一切感じません。


まとめ


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私はアメリカの、特にバンドに多いのですが、演奏、個性、アレンジすべてが完璧で隙がまったくない音楽が苦手なのです。


というのも私的には

そんなにピロピロとギターを弾かなくても、
ドラムの手数を多くしなくても、
完璧に計算されたアレンジにしなくても、
音楽は成立するものだという考えなのです。


素朴だけど、美しい音楽を求める人には刺さる音楽だと思います。


アメリカよりもイギリスの音楽が好きな人におすすめしたいアルバムです!

 

You Tubeより

youtu.be

 

AppleMusicより

 

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