最近JAZZが好き
最近、通勤する時に車の中でジャズを流している。
そこまでジャズが好きなわけではないが、朝から激しい音楽を聴く気にはなれないからだ。
一応有名なジャズミュージシャンを聴こうとした事はあったのだが、誰も彼も同じにしか聴こえない…3曲聴いたら聴き分けがつかなくなる。
だから適当にラジオのジャズチャンネルをかけているのも、無音の気分ではないという程度の理由だった。
なんとなく耳を傾けている程度だったが、心地よく響くことに気付いた。
最近私は仕事をするのがつらい。なんとなく不安になることが多い。
そんな時、ロックンロールを聴くのも別に悪くはない。
激しくノッてみたり、カラオケで思いっきり歌ってみるのもストレス発散にはなる。
でもなぜだろうか。つらいからと言って友達と騒いでみたり、酒を飲んでみたりしても、満たされない。
その時は少しは紛れるけど、家に帰って一人になってみると、問題は何一つ解決していない事に嫌でも気付く。
つらい時や不安な時は、寂しさから誰かと一緒に居たくなる。誰かと一緒に居ても満たされないなら、一人になってジャズを聴く。
あるようでないようなメロディライン。
ものすごく不安定な和音。
主張しすぎないアレンジ。
「悩みがあるんなら聞くよ??」と言われても、結局相手の話ばかりになって余計疲れる事も多々ある。
そんな時、何も言わずにそばにいてくれる人が欲しい。
でもきっと、そんな人はいないのだろう。諦めているわけではなく、ただ個性の違いがあるというだけ。
ジャズは一人では演奏できない。でも、言葉を交わして合わせている訳ではない。
お互いが自立してこそ成立する音楽。
そこに孤独の本当の意味が隠されている…と思う。