ラブホで恐怖体験した話
今週のお題「怖い話」
今回は、私が実際に経験した怖い話を紹介してみたいと思います。
あれは今から数年前の話…
当時お付き合いをしていた彼女とラブホに行きました。
私が住んでいるのは地方ですので、ラブホは数件しかなく、しかもボロボロ。
正直結構不気味なところしかないのですが、ほかに選択肢もありません。
お風呂に入ったり、テレビを見たりしてコトを済ませたあと、爆睡。
ここまではいつもどおりの感じでした。
しかし翌朝目覚めた後、恐怖体験が…
朝、私が先に目が覚めました。
隣で彼女は寝ています。
起きてすぐトイレに行きたくなったので、トイレに向かいました。
そしてトイレのドアノブに手をかけた瞬間、凍り付きました。
鍵がかかっていたのです。
この部屋には私と彼女の二人しかいないはずなのに…?
全身に鳥肌がたったのを今でも覚えています。
そのトイレのカギはよくあるタイプの、外から一円玉とかで開けられるものでした。
なぜそんなことをしたのか自分でもよく覚えていないのですが、私は一円玉を使って、トイレのカギを外から開けたのです。(寝ぼけて混乱してたので、そんな大胆な行動ができたのでしょう。)
おそるおそるトイレのドアを開けてみました。
もちろん誰もいません。
そして、そのトイレには窓がありませんでした。
ラブホですから、他にある窓も開きません。
入口のドアを見てみましたが、もちろんカギがかかっています。
完全なる密室。
部屋の中には私と彼女の二人だけ。
ホームズでも根を上げるような、完全なる密室です。
彼女には何も言わず(恐怖が倍増しそうなので)、ラブホを後にしました。
あの日、あの部屋に私たち以外の誰かがいたのかも知れません。
おわり