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これが未来のロックンロールなのか?テーム・インパラ「スロウ・ラッシュ」

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今回はテーム・インパラ「スロウ・ラッシュ」というアルバムを紹介したいと思います!

 

こんな人にオススメ

 

・最近のロック事情を知りたい
・なんだかんだでロックが好き
・新しい音楽を発掘したい


最近音楽を聴いていなかったので、今一番アツいと思われるミュージシャンを探してみたら出てきたのが、このテーム・インパラだ。


テーム・インパラ Tame Impala

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オーストラリア出身のケヴィン・パーカーによるソロプロジェクト。


前作「カレント」は、ブリットアワードのベストインターナショナルグループを受賞。


今ロック界隈で一番アツいといわれているミュージシャン。


このアルバムの特徴

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・かすかにギターの音も聞こえるが、ほぼ打ち込みサウンド


・力を抜いたハイトーンボイスが心地よい


・難解そうに聞こえるが、メロがいいので耳なじみがいい

 


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果たしてこれをロックと呼んでよいのだろうか?


ロックといえばギター、ベース、ドラムを生で鳴らすアナログなイメージだ。


しかしこのアルバムは、アナログの質感は全くといっていいほどなく、完全にデジタルな感じしかしないのだ。


楽器の類はほとんど打ち込み、ボーカルもディレイとリバーブがかなりかかっていてる。
どこまでも無機質な、つるっとした質感なのだ。


デジタル感が半端ないが、不思議とロックを感じさせるのもまた事実。
無機質なのに、ちゃんと温度を感じるし、何よりメロがいい。


打ち込みなだけあって、音の迫力はすさまじい。
上の帯域から下の帯域までバランスよく出ている。
これを生楽器でやろうとしたらとてつもない労力がいるだろう。
この音圧はデジタルならではのものだ。

 

私の一番好きな曲

youtu.be


まとめ

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個人的には90年代の音楽ばかり聴いていたので、最近のロックはこんな感じになっているのかと驚いた。


とはいえ私の好きなミュージシャンのノエル・ギャラガーボン・イヴェールもデジタルなロックになっているので、まったく受け付けないという印象はなかった。


テーム・インパラも2000年代前半から活動していたらしいのだが、名前さえ知らなかったのは音楽好きとして恥ずかしい限りだ。


好きな音楽を聴いているだけでもいいのだが、それだと少しずつ好みが偏ってくるので、意識的に新しい音楽を聴くようにしなければと、決意を新たにできたのがよかった。


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現代ロックの始まりとも言われる名盤

 

ひんやりとしたピアノロック


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