Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

夕方、スーパーの惣菜売り場で 値下げした弁当を狙う老人の群れ 其の壱

f:id:no3b312:20201123201714p:plain

景気が悪いから、誰も高いものを買わなくなる。
安いものしか売れない、安いものしか売れないと、企業の利益が出ない。
企業の利益が出ないと、給料が上がらない、という無限地獄に陥っている日本。
 
世の中というか、日本の景気は全く良くならない。
 
少なくとも私は社会に出て15年経っているが、新卒の頃と貰っている給料が変わらない。
 
なんならちょっと減っている。
 
贅沢しなければ生きていけるけど、なんとなく虚しい。
 
15年も働いて何ひとつ変わっていないどころか、私は15年歳をとったので、社会的な価値も下がる。
 
若いということは、ただそれだけで素晴らしいと言える、数少ない事実の一つであろう。
 

f:id:no3b312:20201123202056j:plain

私の給料は変わっていないが、一つ変わったことがある。
それは、物やサービスの値段が安くなったことだ。
 
私は目が悪く、中学生の頃に初めてメガネを買って貰った。
その当時は、今のように安いメガネメーカーがなかった。
だから4万円とか5万円のメガネを買ってもらっていた。
親に申し訳ないという気持ちが今でも残っている。
 
しかし私が社会に出て数年した頃には、JINSメガネなどの格安で質のいいメガネが市場に出回るようになった。
一万円ほどでこれほど質がいいメガネができるとは驚きだ。
 
そしてCD。私は社会に出てから洋楽CDを買い始めた。
しかし数年前から、定額制のサブスクリプションサービスが始まりだした。
20代前半の頃は毎月一万円ほどのCDを買っていたが、もう何年もCD自体買ってない。
 
趣味のギターも、弦は消耗品なのだが、今やネットで格安で買える。
かつては街の楽器屋で原価で買っていた。今考えるととんでもない値段で買っていたものだ。
 
そして、何より値下がりしたのがPCだ。
私は今まで4つほどPCを買ったが、一番最近買ったPCが一番安い。
もちろん性能は一番いい。その点ではいい時代になったものだ。
 

f:id:no3b312:20201123202206j:plain

しかしもちろん値上がりしたものもある。
値上がりと言うか、消費税が上がった。
 
もうやめたが、かつてはタバコも吸っていたのでタバコ増税も痛かった。
ちょっと見ない間にタバコも相当値上がりしているようだ。
 
そして私のような田舎暮らしには車が欠かせない、ガソリンの値段も上がった。
 
私の親が若かった頃は、1㍑100円以下だったというから驚きだ。
 
私が知っている最安値でも125円ほどだから。
 
つづく
 
其の弐