ただの文鎮が爆速PCに! さようならハムスター
お題「#買って良かった2020 」
今年買ってよかったものは、ノートPC用のSSDである。
事の発端は親父の買ったノートPC。
4万円ほどで、Officeもついてくるからという理由で買ったらしいのだが、恐ろしいほど立ち上がりが遅い。
電源を入れても5分、下手をすれば10分くらいずっと
と、中にハムスターでもいるんじゃないか?と思うくらいHDDが回転しまくる。
やっと立ち上がる頃には、
何を調べようとしてたんだっけ?
と目的を忘れてしまうほど。
そんなPCだったので、当然の如くあっという間に倉庫の隅でホコリをかぶる運命(さだめ)となった。
だが、その悲しい運命(さだめ)を覆すアイテムが登場した。
そう、SSD(ソリッドステートドライブ)である。
難しいことはよくわからないが、USBメモリーやSDカードの容量が大きくなったものと思ってくれればいい。
私もそう思うことにしている。
数年前から、HDDをSSDに変えれば速度が早くなるという噂はちょこちょこ耳にしていた。
しかし当時は結構な値段がしていたので、確証のないことにそこまでの金は賭けられないと躊躇していた。
だがこの令和の時代、ついにSSDも私のような一般庶民でも手が届くような値段になってきたのだ。
適当に評価の高いSSDを買い(7000円)、一時間ほどの手術の末、ついに我がPCの心臓部を移植することに成功する。
すると、、、
はえーーーーー!!!!
立ち上がり速度が早くなるとは聞いていたが、これほど早くなるとは思わなかった。
まず、立ち上げとシャットダウンがともに3秒で済むようになった。
ありえないほどの速さで立ち上がり、ありえないほどの速さでシャットダウンすることができる。
この速度なら、かつてのように何を調べるんだったっけ?という災難に見舞われることもない。
さすがに音楽ソフトや動画編集ソフトなどを動かすには若干のパワー不足感はあるが、普段遣いならば余りあるほどの速度。たった7000円でこの変化。
まるで久方ぶりに合った幼馴染が、妙にきれいになっていてドギマギしてしまった時の感情に似ている。
幼馴染いないけど。
たったの7000円で倉庫の隅で文鎮と化していたPCが、我が家のメインPCの座まで駆け上がった。
令和最初のサクセスストーリーと言っても差し支えあるまい。
もうあのカリカリ音をたてるハムスターはどこかへ行ってしまった。
一抹の寂しさを覚えつつも、今は快適なPCライフを送っている。
皆さんももし倉庫の隅でホコリを被っているPCがあるなら、このSSDで救済して欲しい。
必ずや、その施しに見合うだけのリターンを受け取れるはず、私はそう信じている。