感心より感動
私(34才♂)、昔はいわゆる自己啓発本を読むのが好きでした。
ビ○・ゲ○ツ推薦!とか、
シリコンバレーで流行りの!とか
全米が泣いた!とか
そういった、いかにも意識高い系が食いつきそうな帯にヤラれまくってた私。
もちろん、そういった本は面白いです。
こんな考え方あるんだ〜!とか勇気ある決断したんだな〜!とか思うのですが、今考えてみるとそれって、感心なんですよね。
「すごいね〜、頑張ったんだね〜」とはなるんだけど、それで自分が頑張れるかといったらそうでもない。
お笑い芸人の漫才で、たまにものすごく緻密に作られたネタがありますよね。
そういう漫才って、笑えないんですよね。
笑えるというより、感心してしまうから。
面白さよりも先に「よくこんなネタ作ったな〜」ってなっちゃうから。
自己啓発本って、その状態になっちゃうんです。
自己啓発本に飽きてくると、段々と小説を読むようになりました。
楽しい話、残酷な話、色々ありますが、小説の場合は感心ではなく感動なのです。
中にはものすごく惹き込まれる小説もあります。
心が揺さぶられることを感動と呼ぶのでしょう。
じゃあ、感心と感動の違いって何なのか考えてみたんですが、個人的に思うのは、他人事なのか自分事なのかって事なんじゃないでしょうか。
感心は「すごいな〜」って思うけど、どこか自分とは関係のない事だと思っている。
感動は自分だったらどうだろうって、自分に置き換えて考えてしまう。
だから自己啓発本もいいけど、小説を読むべきだと思います。
この情報化社会において、たくさんのタメになる話やニュースが溢れています。
間違いなく現代の人々は、感心しまくっています。
しかし、どれだけ感心したところで、人は大して変われません。
ブログでもYouTubeでもタメになる情報が溢れ返っているのに、ただ見るだけで終わる人(私の事w)がほとんどなのがいい例です。
些細なことでも感動の方が、人を変える原動力になると私は信じています。
おわり
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