ホットコーヒーがない季節
ちょうど今くらいの、少し気温が暖かくなってきたくらいの季節。
私(34才♂)は、恐れていることがあります。
それは、自販機からホットコーヒーがなくなってしまうことです。
消えない過去の傷
あれは数年前のこと…
少し肌寒いくらいの季節に、ちょっと温まりたいなーと思ってよく見ずに自販機でコーヒーを買いました。
取ろうとしたら、氷のように冷たい缶コーヒーが出てきて、絶望の淵に叩き落されたのは、現在に至るまで私のトラウマとなっております。
コーヒーは絶対にホットしか認めない、そんな私の心が狭いのでしょうか?
世論に合わせて、私もアイスコーヒーを飲むべきなのでしょうか?
いやいや、私の許可なく勝手にホットをやめるメーカーの方が悪いに決まっています。
ホットコーヒーのためなら、私はクレーマーにさえなれてしまうのです。
コーヒーだけは、年中ホットにしておいていいはずです。
私のような愛好家がどこの街にもいるはずですから。
罪の意識
たとえ真夏であったとしても、休憩室や食堂は冷房が入っているはずです。
そういった人工的な涼の中で、熱いコーヒーをすする贅沢というか背徳感…
(真冬にガンガンに暖房を入れる快感もまた然り)
地球に悪いだろうなーという罪悪感が、なおさらコーヒーを美味しく感じさせ私にエクスタシーをもたらすのです。
国民の生活よりホットコーヒーを守りたい
もし私が出馬したなら、自販機1台につき一枠は一年中ホットコーヒーを常備させよという法令を作りたいです。
いかに採算が取れなくても、最後の砦としてのホットコーヒーは残しておくべきなのです。
いつでもホットコーヒーがある、この社会保障ともいえる安心感こそが社会人の心の支えとなり、少なからずGDPを押し上げる要因となりうるはず。
必ずやこのマニフェストが、人々に受け入れられると信じて…
おわり