いまさら米津
今週のお題「下書き供養」
皆さんは米津玄師という人を知っているだろうか?
すいません、誰でも知っていますよね。
言わずと知れたJ-POPで最もアツいミュージシャンである。
私は音楽好きなのだが、基本的に音楽はサブスクで聴くので、解禁されていないものは聴かなかった。
それに加えてひねくれ者とあって、みんなが聴いているものは聴きたくないということで、あえて聴いていなかった。
しかしこの度、ついにあの米津がサブスク解禁ということで、改めて聴いてみた。
天才じゃね?(遅)
とてつもない名曲の数々、恐れ入りました。
橋本環奈と同等
宇多田ヒカル以来のメロディメーカーと言ってもいいくらいのセンス。
しかもアートワークまで自分でやるという始末。
ちょっと働きすぎじゃないか?
もうちょっと休まないとほかのミュージシャンがやる気なくすレベルだよこれは。
どこかで聴いたことのある曲も多かったが、ちゃんと聴いてみるとなおよさがわかる。
橋本環奈とならぶ逸材だ(千年に一人という意味で)
米津=日本人
何より私がうれしく思うのは米津が、いや、米津さまがあくまでも日本語にこだわっているという点だ。
音楽業界でよくあるのが、そこそこ才能があると英語で歌いだすという現象である。
全て英語ならまだ潔いが、日本語の間にちょいちょい英語を挟んでくるエセサザンのようなやり方はどうかと思う。
それに比べて米津は曲名こそ横文字が多いが、歌詞は私が聞いた限り全て日本語。
しかも米津の作るメロディは音数が多い。こういうタイプはなおさら英語に行きやすいのだが、その多い音数にもすべて日本語をちりばめている。
歌詞ははっきりいって厨二感が半端ないが、英語に逃げない点に関して純粋に尊敬できる
だから何様
戦争のなくなった今、何をすることが日本男児なのか?
女をストレートに口説き落とすことか?
上司の無茶な要求にすべて答えることか?
いや違う、アメリカ(英語)に屈しないことだ。
カノンに逃げる
もうひとつ褒めないといけない部分がある
だから何様
楽器をやっている人ならわかると思うが、世の中の音楽はすべて、コードという音の塊をいくつも連結させてできている。
これがいわゆるコード進行というものだ。
ジャンルを問わず、すべての音楽にはコード進行がある。
そして世の中には膨大な量の音楽があるので、ある程度コード進行のパターンというものがあるのだが、最も有名なのが、クラシックでよく演奏される、(パッヘルベルの)カノンである。
このカノンで使われているコード進行がヒット曲でも頻繁に使われているので、カノン進行と呼ばれる。
つまりカノン進行で曲を作れば、ある程度のヒットは約束されているといっても過言ではない。
例えば福山雅治の最近の曲、Official髭男dismの最近の曲全て、YOASOBIの夜に駆けるなどがカノン進行だ。
ヒゲダンなど、最近のシングルは全部同じに聞こえるといじられていた。
それについて私も完全に同意見だ。
前置きが長くなったが、米津のすごいところはこれだけヒットしていても、カノン進行に逃げないところだ。
全く置きにいかないソングライティングには敬服してしまう。
まとめ
今回、下書き供養というテーマのもと、途中で書くのをやめていた記事を完成させてみた。
そのおかげでまた一つ世に記事を出すことができたのは嬉しいことです。
これからも米津さまをよろしくお願いします!
おわり