なぜ人は余計なことを言ってしまうのか? 9/10
自分なりの答えを導き出す
前回の続きです
ここでようやくテーマに戻る。
なぜ人は余計なことを言って相手を不快にさせ、余計なことをして事態を悪化させてしまうのか?
もし世の中の大部分の人が余計なことを言わず、余計なことをしなければ、世界はもっと素晴らしい場所になるのではないか、そんなふうに思うのは私だけではないだろう。
ではここで、その問いに対する私なりの答えを発表したい。
なぜ人は余計なことを言い、余計なことをしてしまうのか?
その理由は、人は世界よりも自分自身のほうが大事だから。
大多数の無関係な人たち、あるいは関係のある人たちよりも、自分のプライドの方が大切だから。
人は、それほどちっぽけで弱い存在だ。
だからほとんどの人は言わなくてもいいことを言って相手を傷つけ、しなくていいことをして事態を悪化させてしまう。
そうして自分自身を守る、あるいは誰かの注意を引こうとする。
世界を自分の都合のいいように回したい、その歪んだ心があなたに余計なことを口走らせてしまう。
つづく