自分だけの答え
先日、初めて4000字ほどの長い記事を書いてみました。
ただ長いだけの文章になってしまった感は否めませんが(笑)、それでもどっぷりと考えを巡らせることができて有意義な時間を過ごすことができました。
長文を書く事で、気付いたことがあります。
それは、曖昧だったり複雑すぎてどうしようもないとしか思えないような問題だとしても、一つ一つ丁寧に文章にして遂行していけば、何かしらの答えにたどり着けるということです。
そしてその答えは、自分自身でたどり着かなければ意味がないものだと思います。
私が自問自答していたことに対する答えは、私が考えるまでもなくネットで検索すれば、おそらくは何かしらの答えにたどり着けたことでしょう。
しかし、それでは答えを知ることができただけで、理解することはできなかったはずです。
これが現代人の抱える大きな問題なのではないでしょうか。
この情報化社会に生きる人たちはたくさんのことを知っている、もしくは知ることができる状態にあるわけです。
しかしその人達は、理解するまでには至っていない。
現代人は知ることと理解することを混同してしまっているものと思います。
あなたが知っていることは、元を辿ればあなた以外の誰かの知識です。
言い換えるなら、あなたは根拠のないことを無条件で信じ込んでしまっている状態とも言えます。
これはつまり、あなたは自分で思っているよりも簡単に情報を鵜呑みにしてしまう、平たく言うなら騙されてしまう状態にあるわけです。
この問題を解決するにはどうすればいいか?
もうおわかりですね、問題を自分なりに考えて、自分の言葉で答えを導き出すことなのです。
気持ちを言葉にできるということは、世間一般で言われているよりもずっと大切な能力だと思います。
苦しさや生きづらさを抱えている人は、自分の気持ちを表現するのが苦手なだけなのではないかと思います。
「自分の気持ちは自分が一番わかっている」なんてよく言われますが、個人的にはこの言葉は当てにならないと思っています。
私は悩みがある時に文章にするタイプなのですが、そうするたびに「自分はこんなことを考えていたのか」とびっくりすることが結構あります。
意識して吐き出さなければ出てこない感情というものは、少なからずあるのです。
何か悩みや生きづらさを感じている人は、ネットで検索などせずに、時間がかかっても自分の言葉で考えてみるべきだと思います。
それができるようになればきっと、自分自身の本音に気付けるはずです。
おわり