日本産業史に残る失敗
三菱重工の手掛ける小型旅客機MSJが、この度開発中止を発表しました。
このMSJ開発に、20年の歳月と1兆円の費用をかけた末の撤退。
まさに日本産業史に残る大失敗と言っても過言ではないでしょう。
信じられないですよね、生まれた子供が成人するまでにとてつもない英才教育を施したけどニートになった、みたいな衝撃。
1年で計算すれば500億円。
もはや使い切るほうが難しいレベルの金額です。
とはいえこれで三菱重工が倒産したなんて話も聞きませんし、一区切りついたのでよかったということなのでしょうか。
無論、20年も粘る必要はあったのか?という疑問は残りますが。
どこかの時点で誰かが「やめたほうがよくない?」ってならなかったんですかね?
日本といえば高品質というイメージを持っている人も多いと思いますが、それはもはや過去の話になりつつあります。
最近のニュースなどでぼちぼち話題になっているので知っている人もいるかと思いますが、最近は日本企業の不正行為があとを絶ちません。
特に自動車産業界で多いようですね。
もし仮にMSJが完成までこぎつけていたとしても、開発の遅れのニュースなどは何度も見ていますから、私だったら乗りたいとは思いませんね(笑)
製造業は日本のお家芸ですから、もっとちゃんとしてもらいたいところです。
中国製は嫌だ、なんて笑っていましたが、そう遠くない未来、日本製も世界から笑われる時代が来てしまうかもしれませんよ。