3000円で世界は変わる
私が趣味の音楽にかけた金額
ギター1 100,000円
ギター2 200,000円
ギター3 70,000円
その他備品総額 10,0000円
こうして並べてみると、なかなかえげつない金額だ。
しかし私が今メインで使っているギターの値段は3000円。
そのいきさつは、ガラクタ市での出会いだ。
ガラクタ市で1000円の小さめのギターを発見。それを修理すればまともな音が出るのでは、という好奇心から購入。
実際に修理してみると、まともな音が出始めた。すると、さらに好奇心が湧いてきて、エレアコに改造してみることに。
⚠エレアコ=エレクトリック・アコースティックギター
ギターにマイクを取り付けることによって、スピーカーに繋いで大音量を出せる。ライブで使えるようになる。
3時間ほどかけて改造に成功。すると、なんということでしょう。
ギター1000円、マイク2000円、総額3000円のギターなのに見事に愛着が湧いてきた。
イケア効果という科学的根拠のある現象があるらしい。それは、自分で組み立てる事によって愛着が湧き、実際の値段以上の価値を感じるということ。
⚠イケア スウェーデンの世界的な家具メーカー。家具は分解された状態で売られているため、購入後は自分で組み立てる事が必要。
このイケア効果を身を持って体験することができた。
ギターという趣味は、大手ギターメーカーの調べによると、9割以上の人が1年以内に挫折するという。
これを緩和するには、まずギターを弾く前に自分で簡単な組み立てをしてみるのがいいのではないか。
そうする事によって、少しは挫折する人も減ってくるのではないかと思われる。
いくらお金をかけていいギターを買っても、弾かなければただの木片だ。
挫折問題を解決するには、弾く前にすることがあるのかもしれない。