成長=「普通」の水準を上げる
私は趣味でギターを弾いている。腕前は中級くらいだが、今日は超上級の人たちとの交流会であった。
マジですごすぎる。
⚠上級者とは、あらかたのコピーをしつくした人々が他人の真似事に飽きて、セッション、いわゆるその場のノリで音楽を作り上げてしまう人たちのことだ⚠
いわゆるジャズスタンダードという、この曲ならみんな知ってるよね?というような曲がたくさんあって、それをパラパラとページをめくり、今日はこれ!というようなまさに音楽を極めた者たち、神々の戯れである。
事前に合わせたわけでもないのに、ちゃんと山場があって、抑えるところは抑えるという緩急があり、音楽もナマモノだという事をまざまざと見せつけられた。いや、魅せつけられた。
私が感激の涙を流しそうになっていると、その中でも一番うまい人が言う。
「このくらいフツーですよ、フツー」
は???????
これがフツー????
スタンダード?????
Do you understand?
そう、上級もとい神々にとっては、それがフツーなのだ。
そしてそれがフツーだと思えるからこそ、うまくなり、神に一歩近づいたのだろう。
人によって「普通」の水準は様々。つまり普通の水準を上げていかなければ、どこまでいってもホモ・サピエンス、多少器用で知能のあるサルに過ぎない。
私はクロスロード(分岐点)に立っている。100年ほど前のブルースギタリスト、ロバート・ジョンソンはその分岐点で悪魔に魂を売り、ギターの腕前を買ったという。
私の魂はいかほどか。