Story of my life

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IQよりEQ

IQとはご存知の通り、知能指数のことですね。
頭の回転の早さとか、記憶力のことを指すものです。
 
 
そしてEQとは心の知能指数、これは他者とうまく関われるか、その能力を指すものです。
 
 
ほとんどの人は薄々感じていると思いますが、教育とはIQ、知能指数をいかに高めるかということにしか焦点を当てていません。
 
 
学校の授業において道徳の時間とかもありましたが、他の科目に比べるとほとんどないに等しいくらいの授業数でしたよね。
 
 
いかに多くのことを覚えられるか、複雑な計算ができるか…そういった能力を高める事にしか焦点を当てていないどころか、それさえできていれば他者より優れている、そんな傲慢な価値観さえ感じるような教育ですよね。
 
 
とはいえ、道徳を授業で取り上げるのも難しいからしょうがない部分もあると思います。
なぜなら道徳とは価値観であって、大多数の人に同じ価値観を植え付けるのは洗脳行為になりうるから。
 
 
道徳の授業が少ないのは、そういった理由もあるのではないかと思います。
 
 
同じ価値観を植え付けるのは社会主義に通じてしまうし、かと言ってたくさんの価値観を認めるなら道徳の授業はしづらい、結果IQを高めるような、競争に拍車がかかるような教育しかできない。
 
 
そして他者とうまく関われるかは、各々の裁量に任されるという非常に漠然とした、言ってしまえばただの運ゲーになるわけです。
 
 
どれだけ自分の能力を高めても、他人とうまくやっていけなければ結局は不幸になる。
少なくともこの事実くらいは道徳の授業に入れてもいい気がします。
 
 
この事実を知らずに、やることをやっていれば文句ないだろうといった傲慢な考え方に固執している人が多い気がします(かつて私もそうでした!)
 
 
IQを高めても無駄などという気はもちろんありませんが、それよりも大切なことがあると知っておいたほうが、絶対に生きるのが楽になると思いますよ。