三連休初日 一人で過ごす(多分ずっと)
友達の少ない私は、若い頃は休日が苦手だった。
働きたくてしょうがないわけでない、むしろ働きたくなかった。
しかしやっと休みの日を迎えても、やることがなかった。
ひたすらネットで時間を潰し、また月曜を迎える、この繰り返し。
今ではギターという趣味も見つかり、一人でいることにも慣れてきた。
昔はあんなに時間を持て余していたのに。
何も変わっていないような気もするけど、その点に関しては変わった。
無駄な付き合いはしなくなり、出かける相手がいなければ特に外出もしない。
用がないのにぶらぶら出歩いたりもしない。
今ではとにかく何かしたい。
ギターを弾いたり、本を読んだり、ブログを書いたり。
何かを残すことができればさらにいい。
まだまだ若いと言える歳だけど、それでももう三十代も半ばに差し掛かっている。
くだらないことに時間を割いているヒマはない。
かっこよくいうなら大人になったということなのかもしれない。
もしくはただ単に、面白みがなくなっただけか。
昔はドラマや映画をみて、泣くこともあったけど、今ではほとんどない。
何も感じなくなってしまった気もするけど、その一方で色々なことに気付くことも増えた。
人は何かを得る代わりに何かを捨ててしまう。
しかし、何かを失う時には何も得られないことのほうが多い。
意地でも何かを手に入れるという姿勢がなければ、失うばかりの人生になる。
そしてそれは歳を取れば取るほど、加速していくのだ。