WordPressを導入する前に知っておきたい事
ブログをやっている人なら、誰しも一度は憧れるWordPress。私が実際に導入の段階までやってみて、気付いた事、注意しなければいけない事などを紹介していきます。
WordPress導入は大変でしたが、楽しいものです。しかし何事もそうですが、イメージとは異なる部分もあったので、これから導入しようとしている人の助けになればさいわいです。
WordPress導入
WordPressの導入までの手順はネットで検索すれば情報が出てきますので、この部分は割愛させて頂きます。
実際に導入した段階から話を進めていきたいと思います。
・一から十まで自分でする。
WordPressを導入するのにはサーバー代などがかかりますが(月1000円ほど)、有料テーマを使わなければそれ以外は無料で使えます。つまり、費用の面で言うなら、はてなブログやアメブロなどのサービスと大差はないでしょう。
しかし自分の思ったようなブログにする為には、とてつもない時間と手間がかかります。背景色、文字色、メニューバー…それこそ無限の組み合わせがあります。
そしてはてなブログやアメブロなどのサービスなら、そこまでこだわらなければスマホだけで全ての作業を完結できます。(実際にこのブログは、文章も画像も全てスマホだけで完結させています。)
しかし、WordPressはパソコンでしっかりと作りあげなければいけません。スマホ版WordPressのアプリもありますが、あくまでも簡単な作業しかできません。
先に上げたサービスの様に、ちょっと隙間時間に更新…とはいかないので、それなりのモチベーションや自由に作業できる環境は必要でしょう。
WordPressは確かにカスタマイズ性が高いです。それを楽しめる人なら問題はないでしょう。しかしそれをきりがないと感じるのも事実です。果てしないカスタマイズが煩わしいと思うなら、短所にもなりえます。
・細部を変えるには知識がいる。
WordPressは確かにカスタマイズ性が高いですが、例えば余白を伸ばしたり縮めたり、画像を左右に引き伸ばすなど、細部を変えるためにはコードを追加、変更しなければいけません。WordPressを導入するにあたって、プログラミングの壁にぶつかるのは避けて通れないでしょう。
プログラミングが必須となりますので、当然ながら専門用語も出てきます。全く経験がない人は、ある程度の学ぶ姿勢が必要になります。
コピーアンドペーストで貼り付けるだけ、という指示をしてくれるサイトもあります。しかしプログラミングをかじった事のない人にはハードルが高いでしょう。変な部分のコードを変えてしまえばブログが壊れる場合もあります。
・見た目or中身
私が思うに、一番の問題点はこれです。カスタマイズして自分の思うようなブログにする過程は確かに楽しいです。しかしそれに熱中して、肝心の記事を書く時間がなくなります。
見た目のいいブログ特集みたいな記事を見て、そのサイトを見てみたのですが、確かにキレイで個性的なサイトがたくさんありました。しかしそのほとんどが、あまり記事を更新していない、もしくはストップしているという状態でした。
おそらくブログを作る事で燃え尽きたか、サイトは専門家に作ってもらったかで愛着がわかなかったか、そんなところでしょう。
言うまでもないですが、ブログの本質は記事です。記事が充実してきてこそ、外観の良さで相乗効果が出せるのです。しかし、WordPressで外観をカスタマイズするのは楽しいので、そちらの方にばかり時間をかけてしまわないか注意が必要です。
まとめ
実際に私が導入してみて気付いた事を書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
まとめると、あくまでも初期段階では、ブログの外観と中身を両立させるのは難しそうだ、という事です。
コツコツと何ヶ月、何年という単位で計画を立てられるのならWordPressで世界に一つだけのブログを作るのは可能だと感じました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
「カメラを止めるな!」あらすじ
人里離れた山奥の廃墟で、とある制約を抱えた「ゾンビ映画」の撮影が行われていた。
その制約とは、「ワンカットで撮影しなければならない」というもの。
カメラを止めることが許されない撮影を前に、数々のアクシデントが役者たちを襲う。
その映画を完成させる為に、売れない映画監督の日暮が取った決断とは…
ストーリー
この映画は二部構成となっています。
私は鈍いタイプなので5分以上気付かなかったのですが、前半のゾンビ映画の部分は、本当にワンカットで撮影されています。
あえてそうしているのだと思いますが、安っぽいカメラで撮影しているようです。その画質の粗さが、生々しさを強調して物語に引き込まれてしまうのです。
後半は、そのゾンビ映画を撮影するに至った経緯が描かれています。
ゾンビ映画の部分を見ると、何か不自然なセリフ回しや役者の演技などが所々で見られると思います。
その不自然な部分が不気味で、一体どういう意味があるのだろうかと勘ぐってしまいますが、後々それら全てがキレイに解決していきます。
まとめ
低予算で作られているので、たくさんのアイデアが詰まった、古き良き時代の映画に似た雰囲気を感じる事ができます。
最初は不気味な映画だなという印象でしたが、後半を見ると数々の不自然な描写の意味がわかってきます。
その爽快感をぜひ楽しんでみて下さいね!
「3年A組 今から皆さんは、人質です」のあらすじと感想
卒業式を目前に控えた生徒たちを前に、3年A組の担任教師である柊一颯(ひいらぎいぶき=菅田将暉)は、自らの生徒を人質に教室に立てこもるという暴挙を企てる。
その事件を起こした理由は、半年前に自殺した一人の女生徒に関係していた。
彼女が自殺した本当の理由とは?
その裏に隠された柊の目的とは?
感想
最近は、情報化社会への警鐘を鳴らすようなドラマが増えてきましたね。
3年A組の生徒の中に、自殺した女の子がいた訳ですが、なぜ彼女は自殺したのか。
その原因、もしくは犯人を見つけるために柊はこのような事件を起こしたようです。
これは私の予想ですが、柊はすでにその答えを知っている。その答えを生徒たちに考えさせて、自分たちの力で見つけさせようとしているのではないでしょうか。
見どころ
一番の気になるポイントは自殺の原因です。柊は美術の教師で、自殺した女生徒をモデルに絵を書いていた描写があり、何か真相を知っている模様です。
実は柊は、その生徒が自殺した後に3年A組の担任教師となりました。その前任者である教師が少しだけ登場しましたが、何か精神的な病を抱えているようです。この女性もカギを握っているのでしょう。
3年A組の生徒はかなり荒れております。障害事件を起こしたり、集団で一人を無視したり、常に何か食べてる子がいたり…精神的な成長が何一つないまま卒業を迎えることに、柊は葛藤を覚えたのでしょう。
まとめ
こういう学園ものはチャチだったりツッコミどころがあったりするものが多いですが、なかなか緊迫感があって最後まで気を抜けないドラマでした。
かわいい女優もでてるし、毎週日曜が楽しみです。
ではまた来週!
まとめ記事はこちら!
オリジナル画像の作り方
今では無料でおしゃれな画像を、誰でも入手できるようになりました。今回はその画像にひと手間加えて、世界に一枚だけの画像を作ってみましょう!
オリジナル画像を作ってみよう!
基本的には
・画像の大きさを変える(トリミング)
・画像をピンボケさせる
・文字を入れる
この3つの作業だけでオリジナリティは生まれます。逆にこれ以上画像をいじるとごちゃごちゃしてくるので、編集はほどほどにしておきましょう。
今回はLINEカメラというアプリを使って遊んでみたいと思います。もっと高性能なアプリはありますが、この3点だけで充分魅力的な画像を作れますので、LINEカメラを選びました。
画像の大きさを変える(トリミング)
このトリミングは意外と大事な作業です。なぜなら、
・インスタグラム→正方形
・ブログ→横長
・ツイッター→丸
など、サービスによって使う画像の形は違います。
形に合わせて作らないと、しっくりこない場合があるからです。
画像をピンボケにする
オリジナリティを出そうとして文字を入れたら、なんだか主張が激しい画像になってしまった、なんてことがあります。
文字を入れるなら、そもそも画像は風景など写っているものが少ないものにし、さらにピンボケにすると文字に目が行きやすくなり、バランスの取れた画像になります。
上のほうが文字に目が行きやすいです。画像のテイストは残しつつ、気配を消すのがコツです。
文字を入れる
いよいよ文字を入れていきます。LINEカメラのいいところは、文字に輪郭を足すことができます。これによってさらに見やすくすることができます。
無料のフォントもあって色々遊べます。しかし注意しないといけないのは、対応していない漢字を入力するとそこが空白になるフォントがあります。
漢字が表示されないフォントもあります。表示されるフォントを探すか、英訳してアルファベット表記にしましょう。
実際に使ってみた
私は美的センスがないのですが、やりだすと面白くなって何時間も遊んでました(記事を書け)いくつか紹介してみたいと思います。
これは完全にやりすぎですね。楽しくなって調子に乗ってしまいました。ほぼ原型がなくなっております。
スマホ版ツイッターの、この部分にぴったりはまる画像を作るのにも試行錯誤を重ねました。
微妙に大きさや位置を変えたりして、ようやく完成。やりだすと止まれなくなるので注意です。
まとめ
いかがだったでしょうか。こういった作業はついついやり過ぎて、何も加工してないほうがいいじゃん!というような事にもなりかねません。
色々やってみたい衝動を抑えて、あくまでもさりげなく加工するのがコツです。
ぜひ皆さんも楽しんでみてください!
はじめての在宅ワーク
『ブログに慣れてきたら、いつかやってみたいと思っていたWEBライターのバイト。満を持して応募し、晴れてテストライティングを任されたのだが、その記事のテーマとは…』
あらすじ
今回、クラウドワークスというアプリで、在宅でできるライターのバイトを探し、実際にやってみました!
私が前々から興味のあった在宅ワーク、そしてWEBライター。この2つを同時に叶えられるという事で、わくわくしております。
本記事は、その経験談をお話してみようと思います。
もし私のようにWEBライターに興味がある人の参考になれば幸いです。
憧れの「在宅ワーク」
まず初めに、何を基準に仕事を選べばいいかわからない、という壁にぶち当たると思います。
主に次の3点に気をつけて仕事を探せば問題ないでしょう。それらを一つ一つ説明していきます。
・専門外のテーマは選ばない
・在宅OKか、要出勤なのかチェック
・PCは必須
Webライターの求人は膨大にあります。私と同じように初挑戦という人もいるでしょうが、背伸びしてあまりに自分とかけ離れたテーマは選ばない方がいいでしょう。(私を例にすると、アウトドア、女性アクセサリーなどは絶対ムリ)
注意しなければならないのは、要出勤の仕事もあるということ。その部分はちゃんと説明を読んでおきましょう。
そしてスマホのみで完結できる仕事はほぼないようです。ある程度のスペックのPCは必須です。
以上の3点をクリアすれば、とりあえず応募して挑戦するという選択はできます。一歩踏み出しましょう!
報酬について
そして肝心の報酬に関してですが、なかなかややこしい表記となっています。
自分のほうで報酬金額の提示をすることはできますが、私のように初バイトの場合はテストライティングになる場合がほとんどかと思います。
その場合は向こうの方から報酬を提示してくるので、それに合わせておけば問題はないでしょう。
作業行程
実際の作業の流れとしては以下のような感じです。
・いくつかあるテーマの中から、書けそうなものを選ぶ。
・そのテーマのテンプレートがあるので、空いている部分を調べて埋めていく。
・画像を入れる、指定されたキーワードを入れる、文字数などの条件をすべて満たす。
・納品
基本的にWebライター初心者の仕事は、まとめ記事を書く場合がほとんどかと思います。
まとめ記事とは文字通り、いくつかのサイトや本などで調べたことをまとめるということ。つまり、書いている本人の個人的な考えなどは入れないほうがよい。
作業を円滑にするために、記事のタイトル、サブタイトルなどが決まっているテンプレートが用意されています。リンクへの誘導などの指示も書いているので、記事を書くというよりもクロスワードパズルに近いといえます。空いた部分を調べて埋めていくスタイルです。
すべての条件をクリアしたら晴れて納品。もしいい記事を書けていたらまた仕事をもらえるとのこと。
では次に、私の体験談を紹介してみます。
まさかの○活!
手続きを終え、なんとかテストしてもらえる事となった。しかしここで驚きのテーマをいただく事になる。
まさかの「終活」
書けるテーマがいくつかあって、確かに選ぶ余地はあるのだが、例えば
・家族葬でのマナー
・葬儀後に宗教の違いに気付いた場合
・納骨までの流れ
などなど、葬式にまつわるテーマしかない!これにはびっくりした。しかし私は雇われの身。とりあえず最初の一歩を踏み出さなければ話が始まらない。
「一人の人間としては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。」アーム○トロング
ここで私が選んだのは「日本とフィリピンの葬儀の違い」というテーマ。しかしこの選択が、後々自分を苦しめる事となる…
葬式に出席したことはあるが、喪主になどなったこともないので、とにかく葬式サイトを巡って情報収集から入る。
半分ほど書き上げただろうか。このペースで行けばなんとか書き上げられるだろうと思っていたら、フィリピンの葬式の費用がわからない。(ペソって何円?)
検索しても出てこないし、図書館に行って本を探してみたが、インドネシアやタイならあるが、フィリピンはなかった。しばらく頑張ってみたが、どうしても情報がないので敢え無く断念。半分ほど書いていたのにやむなく別のテーマで書き直し。ヘコむ。
在宅ワークの感想
ひと悶着あったが、なんとか初の在宅ワーク終了!感想としては、
・ネットで気軽にバイトができる時代になったことにびっくり
・まとめ記事のノウハウを学ぶことができた
・インターネットにも載ってない情報は割とたくさんある。そして個人のサイトの情報はバラツキがあるのであまり鵜呑みにしないほうがよい。
なんとなく在宅で仕事ができたらなぁと思っていたが、実際に担当者の人と会うこともなく、ネットだけで仕事ができたことに時代の流れを感じた。
やる気とPCさえあれば、家にいながら仕事をする事ができる!私のようなコミュ障にはオススメです(笑)まだまだ挑戦していきますので、次回もお楽しみに!
ジュラシック・ワールドはなぜつまらない
『2015年、14年もの歳月を経てついに発表された、ハリウッドの巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の超人気映画「ジュラシック・ワールド」2018年には第二弾も発表された!しかし…』
まさに、堕落した王国
言わずとしれたハリウッドの超人気映画「ジュラシック・パーク」は私も大好きで、14年ぶりの新作を楽しみにしていた。
だがしかし、感想としては
「???」
である。新作第一弾の時は疑惑のようなものだったが、二作目の時には確信に至った、「面白くない」と。
⚠本記事において、「ジュラシック・パークⅠ〜Ⅲ」を初期三部作、「ジュラシック・ワールドⅠ・Ⅱ」を新シリーズと呼ぶことにする。
初期三部作と新シリーズ二作において何が違うのかに注目してみた。すると大きく分けて以下の6つの相違点を発見することができた。次の章で一つ一つ掘り下げていきたい。
- テーマが多過ぎる
- 恐竜が多過ぎる
- まるでヒーロー映画
- 恐竜というよりエイリアン
- サルの曲芸?
- 悪役しか死なない
つまらなポイント
先程紹介した、私がつまらないと思う6つのポイントを以下で詳しく説明していく。
1.テーマが多過ぎる
まず最初の相違点は、新シリーズは初期三部作と比べて、物語のテーマが多過ぎるということである。
初期三部作のストーリーは至ってシンプルだ。「島に取り残されて、恐竜の魔の手から逃げる」これにつきる。
もちろん悪役の存在や人間の欲望の醜さといった側面の描写もあるが、その部分はあまり細かく描かれてはいない。なので純粋に恐竜から逃げるスリルや恐怖を楽しめる映画となっている。
しかしそれに比べて新シリーズは…
・恐竜を使って金を儲けようとしている輩の描写がくどい、もしくは逆に中途半端。
・(ネタバレになるので詳しくは割愛)とある少女が秘密を抱えているのだが、それに対する説明が不十分なので全く感情移入できない。
・恐竜から逃げる時の描写がとにかくド派手。なので、恐ろしいものから逃げている恐怖というよりも、遊園地のアトラクションにおいての恐怖にしか感じない。
など、見所となる部分が多過ぎて注意散漫になってしまうのだ。
2.恐竜が多過ぎる
初期三部作において、重要な位置付けの恐竜はティラノサウルスとヴェロキラプトルだけであった。(Ⅲはスピノサウルス)この二種類の恐竜から逃げられるかがストーリーのキモであるので、注意を他の事に向けずに映画に集中することができたのである。
しかし新シリーズになってからは、出てくる恐竜の種類が増え過ぎた。それだけならまだしも、ほとんどの恐竜に見せ場があるので、映画としてはごちゃごちゃしている感が否めない。
そして見せ場を作る弊害なのか、恐竜が現れるタイミングが良すぎてあまりに不自然。
3.まるでヒーロー映画
私が一番つまらないと感じた点はここである。恐竜が現れるタイミングが良すぎるので、動物の本能や野性味を感じられない。もはや恐竜映画なのかヒーローもの(戦隊もの?)なのかよくわからない映画に感じたのである。
4.恐竜というよりエイリアン
ジュラシック・ワールドⅡにおけるメインの敵は、人工的に作られた恐竜インド・ラプトル。しかしこの恐竜のビジュアルは、強さや怖さよりも不気味さが勝ってしまっていて、恐竜というよりただのエイリアンに見えてしまう。
つまり「ジュラシック・ワールドという恐竜映画」に登場させる必然性を感じない。そこだけ切り取って別のエイリアン映画を撮ってもいいのではないか、というのが私の思うところだ。
5.サルの曲芸?
新シリーズにおいて、主人公が育てたヴェロキラプトル「ブルー」が物語のキモを握る恐竜であるが、それがまるで人間の味方であるかのような描写。この設定に関しても私は疑問に思う。
なぜなら、恐竜とは言うまでもなく動物、しかも地球史上最も狡猾で獰猛な獣だ。そして初期三部作ではもちろんそのように、恐竜は全く人智の及ばない、人間の全ての力を簡単に破壊する、いわば天災のような存在として描かれていた。
心を通わせるのが犬や猫ならまだわかるが、よりにもよって地球の歴史上最も危険な動物である恐竜を手懐けようとするとは!
6.基本的に悪役の人間しか死なない
初期三部作において恐竜に殺される人物は敵味方関係なくランダムであった。しかし新シリーズでは基本的に悪役しか死なない。
悪人を殺すのが人間ならまだ理解もできるが、理性を持たない獣が悪人だけを殺すというのが、あまりにも不自然。こういった描写も、ヒーローもの映画に見えてしまう要因の一つであろう。
まとめ
批判ばかりしているが、この映画は間違いなく面白い。今更何を言っているのか、と思われるかもしれないが、私が提起しているのは、恐竜映画にする必然性を感じられない、ということなのである。
長々と語ってしまったが、ジュラシック・ワールドに対する不満を一言で言い現すことができる。
「やりすぎ」だ。
ジュラシック・パークは映画の歴史上においても革命的なものであったのは言うまでもない。映画史においての一つの到達地点であろう。その功績は計り知れない。
初期三部作公開時と比べてCGの技術も進歩し、実績のある映画・監督というのも相まって莫大な予算をつぎ込んだのであろうが、これではまるで成金どものサーカスである。
映画とはどれだけよくできていたとしても所詮は「人工物」である。見ている人がどれだけ熱中していたとしても、無意識のうちに心の中で「人工物」であるという前提で見ているのだ。
架空の存在であってもセットやCGの進歩で限りなく本物に近い質感がだせるようになったが、それゆえに「嘘くさく見える」という矛盾が発生している。
ジュラシック・パークの一作目はCGも拙いし、よく見ればセットも粗がある。しかしだからこそ一生懸命に人の手で作ったという暖かさが伝わってくるのだ。
今一度原点に戻って、恐竜の本能を背筋に感じるような映画が見てみたいものだ。
ジュラシック・ワールドⅢ楽しみだな…
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1.「面白さ」の定義
突然だが、あなたはどんな時に「面白い」と感じるだろうか?
- M-1グランプリを見た時
- 気の利いた受け答えができた時
- ボケとツッコミがきれいにハマった時
などなど
言葉を使った面白さの代表格といえば、漫才であろう。これらは意表をついた話の展開だったり、頭のいい受け答えであったり、ちゃんと意味の通ったストーリーの中での「笑い」だ。
他には「ふとんがふっとんだ」のように、同音異義語を重ね合わせて一つの文章を作る、通称「ダジャレ」も面白いものがある。
2.知性の恩恵
「笑う」という行為は、全ての生物の中で人間にしかできない行為である。全ての生物の中で人間しか持っていない特性は「知性」、つまり知性があるからこそ笑うことができる。
言葉の意味や背景を理解することができるから我々人類は面白いと感じ、「笑う」ことができるのだ。
しかし世の中には、具体的な意味がないにも関わらず、しかも文章にさえなっていないのに、笑ってしまう言葉がある。
3.擬音?雄叫び?鳴き声?
そう、その言葉は、かつて一世を風靡したハードゲイの「フォー!」である。他に私が面白いと感じたのは、
- ばいきんまん「はーひふーへほー」
- マイケル・ジャクソン「foo!」
- ラマーズ法「ヒッヒッフー」
- ピンクレディー「ユッフォー」
- 小島よしお「ピ〜ヤ」
- ゴルフのOB時「ファー!」
- ディズニー「ビビデバビデブー」
- ブラマヨ小杉「ヒーハー!」
- いないいないばぁを英語で「Peekaboo」
などである。
これらの言葉を検証してみると、ある共通点に気付く。それは「ハ行」の言葉であるということ。なぜ「ハ行」の雄叫びは面白いのか。
4.ホモ・サピエンスに進化した理由
実際に発音してみたところ、ハ行の言葉は「呼吸」に近く発音しやすい、という答えにたどり着いた。
笑う時に発する言葉の代表は「ははは」である。笑うとは反射行動である場合が多い、つまり咄嗟に出てくる言葉という意味においても、ハ行は理に適っているのだ。
「ハ行」の言葉は呼吸の延長線でできる、つまり我々人類の祖先が一番最初に発音できた言葉は、「ハ行」のどれかではないか、という仮説を立てることができる。
「言語」という具体的な意味を持つ言葉が発音できるまで、我々人類の祖先は、動物のように鳴き声や遠吠えで、意志の疎通を図っていたのではないか。
その雄叫びのなかでも最も発音しやすいのはおそらく「ハ行」の言葉。その時の名残がまだ我々、現世人類に残っていて血をたぎらせる。そう、人は笑うと血液の循環がよくなり、体温が上がる。草木が生い茂るジャングルの中を、雄叫びをあげながら駆け抜ける我々の祖先たちの姿が目に浮かぶ。
5. 世界最古の音楽
遠い昔、我々の祖先は何を話していたのだろうか?
- 大きな獲物を捕まえることができた時
- たくさんの収穫をあげられた時
- 遠くにいる仲間に合図を送る時
まだ何も意味のあるものを持たず、でも自分の気持ちを伝えたい思いが溢れ出た時、きっと喉の奥から唸り声をあげたに違いない。
H線上のアリアこそ、人類が初めて奏でた音楽ではないだろうか。それゆえに「ハ行」の雄叫びを聞いた時、我々のDNAは歓喜に打ち震えるのである。
fin(フィン)
6.おまけ
「ハ行」以外で面白い雄叫び
- イヤミ「シェー!」
- 作者不明「ガチョーン!」
- ちびまる子ちゃん「タッタタラリラ」
- 倖田來未「チュクチュク」
- 近藤真彦「ギンギラギン」
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