メモ帳 ~なんとなく文房具に惹かれるのは人の性?~
プロローグ
『何も書かれていない、白紙のノートを前にする時に感じる高揚感は、どこからくるのだろうか。まるで大海原を見つめ、その先にある大冒険を夢見る少年のように、私の心は打ち震える。そして1、2ページ書いてすぐ飽きる…』
ニート脱出
私は2ヶ月前から新しい仕事に励んでいる。人生初のデスクワークだ。現場でいそいそと作業するほうが気は楽だが、体力的にはちょっときついし、何より飽きてしまった。そういった理由でデスクワークを選んだのだが、覚えることがめちゃくちゃ多い。
セブンイレブンで小さめの手帳を買ったのだが、2ヶ月でもう使いあげてしまった。私の人生でこれほどのペースでメモを取ったのは初めてだ。新人でもぱっとわかるように業務を効率化しとけよ…という愚痴はひとまずおいておき、メモを取った際の問題点が見つかった。
メモを取った際の問題点
- メモを取ったはいいが、書いたことを忘れる。
- 書いたことは覚えているが、どこに書いたかわからない。
- どこに書いたかわからないので、探すのに時間がかかる。
- 情報が結びつかない。
といった問題が続々と浮かび上がってきた。とにかく手順が多いので書いておかないと覚えられない。それでなんとか作業ができるようにはなってきたが、どこに書いたかわからなくなったので見つける手間に翻弄されてしまう。というわけで早くもメモ帳が二冊目に突入。今回の改善ポイントとして行ったこと。
メモを取る際に注意したこと
- まずはいらない紙に箇条書きして、それからメモ帳に清書。
- 付箋で書く領域を区別する。
使いあげたメモ帳の情報をまとめてみたのだが、とてつもなく手間がかかった。情報が行方不明になっていたり、同じことを2回書いていたり、ひどいときにはそれらが違う情報になっていたりしていたので、自分で自分に翻弄されてしまうという猿芝居を演じてしまうことになった。
我々が普段見るニュースや記事などは、誰かが予め情報整理してくれているものだ。むき出しの状態の一貫性のない情報をまとめて1つの意味のある形にするというのはかなり大変なことなのだと気付いた。普段から情報をまとめてくれている人たち、ありがとう!