Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

Weird World

 2018年の日経平均株価大納会は7年ぶりに下落。アメリカと中国の貿易戦争、イギリスのEU離脱など、政治不安が経済に水を指したようだ。


 政治と経済に連動性があるのは当たり前だ。かつてアメリカの石油会社が市場を独占して産業が荒廃してしまったという事例があるから、政治によって健全な競争ができる環境を整えるのも納得がいく。独占禁止法などがいい例だ。

 


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 しかし政治家同士のいざこざで産業が邪魔されるというのはおかしい。資源があるならまだしも、ない国では付加価値を生み出すことでしかお金を稼ぐことはできない。それによって国力がつくのだから、もっと産業界に耳を傾けるべきだ。


 人の欲望は時代によってうつろうもの。そうなってから用意していたのでは、世の企業はことごとく潰れてしまう。先を見据えた戦略をとっているのに、今度は法律がそれに追いついてない。そうしてやきもきしている間に日本は世界から取り残されてしまった。


 政治家たちは先代たちが作ったルールをこねくり回しているだけで、自分たちでは何も生み出していないということを自覚していない。資源のない日本は、新しい価値を生める企業が支えているのだ。

 


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 時代遅れのルールを未だに律儀に守り、足を引っ張りあう人々。足りないものはほとんどないはずなのに、どこか人々の心は貧しい。


 守ることも、助けることも、協力することないのに、離れることもできない不思議な関係。


 その関係を続けることが人類の運命なら、奇妙な歴史を積み重ねてきた我々は、もっと奇妙な未来を経験し、後の世代へ無責任に押し付けることになるだろう。