労働者の安息日へ
いよいよこの日がやって参りました。
夢にまで見た、指折り数えた、いくつもの苦難を乗り越え、ようやくたどり着いた約束の地。
そう、我ら労働者の安息日です(お盆休み)
私たちは常日頃から数多くの辱めを受け、苦渋をなめて参りました。
あなたの流した涙は大岩に穴を穿つほどでしょう。しかしついに私たちはたどり着いたのです!
(ハレルヤ!)
とはいえ、偉大なる守護者に守られし民(大企業)はすでに安息日を迎えられている事と存じます。
私のような卑しい身分のものは、ただでさえ少ない安息日をさらに削られ、辛酸を味わい尽くしてもなお、雀の涙ほどの麦しか与えられないのです。
あぁ主よ、私が前世においてどれだけの罪を犯したのか、それを知るすべさえ敵わないのが、これほどまでに私の胸をかき乱すとは…さぁ皆で賛美歌を歌うのです!
(カラオケへ!)
私はこの現代ですべての罪を償うことはできるのでしょうか?それは主にさえわからないのかもしれない…
(いいえ、主はすべてお見通しです)
とはいえ人は強欲な生き物です。この世で最も堕落した汚らわしい生き物。
あればあるほど消費し、誰にも分け与えることなく独占し、高みの見物を決め込むのです。今こそ革命を!
(ストライキ)
剣を持てないのなら、私はあえてこの運命を受け入れよう。
哀れな子羊を演じ続けよう。
それが貴方のお望みならば…
さぁ安息日はもうすぐだ。
主は見てくださっている。
私が罪を償う場面を。
悲劇はいつか終わりを迎える。
その時はもうすぐそこ…(定時)