父がイカれている
私の父は結構イカれている。
具体的にどうイカれているかを書き始めると長くなるので、またの機会に。
さて、何をもって狂人だと言えるのか。
今回は私が思う狂人の特徴を述べてみたい。
自分は100%正しいと思い込んでいる。
普段の生活において、誰でも嫌なことや大変な事が大なり小なりあると思う。
基本的には、外的要因によって嫌な思いをすることがほとんどであろう。
そうはいっても普通の人であるなら、「自分の方ももうちょっとこうしていればよかったな」と、多少は自分側にも落ち度があったなと思うであろう。
しかし狂人の場合、何か嫌なことがあったらその原因は100%相手にあると決めつける。
逆に言うなら、自分には一切落ち度がないと思いこんでいる。
つまり狂人は、被害者意識がとてつもなく強い人と言い換えることもできる。
そして被害者意識が強い人というのは、自ら何かを改善するという意識がない。
うまくいかないのはすべて他人や、ひいては社会のせいであると決めつけ、自分にできることはなんであろうかという建設的な考えを持つことができない。
今の世の中には、こういった狂人が増えているのではないかと思う。
社会が豊かになり、それに慣れてくると人は自ら考え行動することを放棄するようになる。
もし泣いても喚いてもどうにもならない状況であるなら、人は強くなる。
というか、強くならざるを得ない。
社会が豊かになり、何不自由なく暮らせる事が当たり前になると、人はさらなる幸せを求める。
その慢心が被害者意識を生み、人を堕落させるのだ。
人生において、嫌な思いをすることは避けて通れない。
しかしそのすべてを他人のせいだと決めつけるのは、あなたの人格に悪影響を与える。
ほんの少しでいいから、謙虚な気持ちを持って日々を過ごしてみて欲しい。