ポジティブになれない理由
頭の良さとは一体なんだと思いますか?
個人的には、記憶力が良くて、頭の回転が早ければいい、それだけだと思っていました。
しかしここ最近は、それはあくまでも頭の良さの一つの要素でしかない。
さらにいうなら、そこまで需要な要素でもないと思うようになりました。
というのも、ある程度記憶力が良くて、頭の回転の早い人はわりとたくさんいるからです。
おそらくあなたの周りにもいることでしょう。
そういった人たちをよくよく観察してみてください、幸せそうですか?
私の周りにいるおっさんどもは、まぁまぁ頭がいいと思います。
記憶力もいいし、頭の回転も早い。
しかしその全員が、会社や世の中に対して文句ばっかり言っています。
何かに対してブツブツ文句を言っている人って、頭がいいと言えるでしょうか?
人はそれぞれ趣味嗜好が違います。
とはいえ、おそらくほとんどすべての人間が望んでいる事があります。
それは、楽しく人生を過ごすこと。
基本の基本、原点の原点ですが、人間の幸せとは楽しく人生を生きることです。
それなのに、多少の頭の良さを鼻にかけて威張り散らし、挙句の果てに文句ばかり言っている。
他人の立場を落とせば、相対的に自分が優位になったように錯覚します。
とはいえそれは、幸せではありません。
ではなぜ人は誰かを批判するのでしょうか?
それは、自分が不幸なのは自分のせいではない、他人のせいだと思っているからです。
人は何か嫌なことがあった時、誰かを批判する時と批判しない時があります。
その違いは、自分が被害者なのかどうかという点で区別できると思います。
どんなに大変なことでもそれが自分事であるなら、人は誰かのせいにしたりはしません。
しかし他人のせいで損をした、もしくは損をしたと思いこんでしまったら、文句が止まらなくなるでしょう。
ここで記憶力の良さや頭の回転の早さが弊害を生みます。
おっさんどもは自分で自分の頭の良さを自覚しているから、自分はちゃんとやっていると勘違いして、被害者意識が高くなりがちなのです。
給料が安いだの待遇が悪いだの、会社の文句を言っていますが、その会社を選んだのは自分自身です。
それに給料が安くてもとりあえず生活はできていることに対しての感謝には気づかないふりをしている。
無意識のうちに悪いところばかりを見ようとしているのです。
忙しすぎて忘れられがちですが、私達は生きるために仕事をしているのです。
仕事をするために生きているわけではありません。
少々頭がいい位で満足しないでください、そんな人はいくらでもいます。
それよりも大切なのは、毎日を楽しく、ポジティブに考えること。
ポジティブに考えるなんていうことは誰にでもできます。
「そんなことはわかっている、でもできないんだよ」という人は、心のどこかで自分が被害者だと思っているからです。
今一度、自分の人生を振り返ってみましょう。
あなたの人生は、あなたにしか変えられません。