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銀行預金は減っている

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先日の日経新聞の記事に、日本人の所有する金融資産が2000兆円を突破したとありました。
 
 
これは30年前と比べて2倍になったらしいですね。
ここ数年で日本人の所有する金融資産は増えているらしいです。
 
 
その原因は言わずもがな、コロナによる経済活動の自粛です。
 
 
そして日本人の所有する金融資産の殆どは現金です。
株式や投資信託などの比率は、欧米に比べてとても少ないようです。
 
 
株式は減るリスクがあるから、現金で持っていよう。
現金なら100%減ることはないから安心だ、と考えている人が多いようです。
 
 
はっきりいいましょう、銀行に預けていると、お金は減っていきます。
 
 
ここでわかりづらいのは、額面上は減っていない、ということです。
 
 
わかりやすく消費税で考えてみましょう。
あなたは今、110円持っています。
 
 
いま消費税は10%ですから、100円均一で一つものが買えることになります。
では明日から、消費税が20%になったらどうでしょう。
 
 
昨日は110円で買えたものが、明日には買えなくなります。
つまり、お金の価値が減ってしまった、ということが出来ます。
 
 
預金通帳の残高で見れば、減っていません。
数字は減っていませんが、お金の価値が減ってしまいました。
 
 
少額で例えたのでたったそれっぽっちか、と思う人もいるかも知れませんが、これが100万円の車なら?1000万円の家なら?
 
 
そして消費税だけでなく、社会保障費も上がっていきます。
給料が上がっていないのに社会保障費が上がれば、手取りは減っていることになります、これはわかりやすいですね。
 
 
銀行にお金を預けていれば安心と思っているあなた、考え方を改めてみてください。
 
 
数字で見れば減っていないかもしれませんが、お金の価値が下がればそれはあなたが使えるお金が減っていることになります。
 
 
現金を信用しすぎないようにしましょう。