Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

自分よりかわいそうな人がいて欲しい

先日の記事で書きましたが、私の父は精神的にイカれています。
詳しくは以前の記事を読んでみてください。

 


さて、私の父が喋ることといえば不平不満がほとんどなのですが、それともう一つ父の喋る話題で特徴的なのが、不幸な人の話をする、ということです。

 


例えば先日の話。
近所に老人Hさん(80才くらい)が住んでいるのですが、彼は三人子供がいて、その一番下の女性、おそらく50才前後だと思われますが、その女性が引きこもりらしいのです。

 


その女性の車がずっと止まっているから、外に出ていないのだろう。
おそらく精神的な病気なんじゃないか、みたいな話を父がしておりました。

 


ただでさえ私と父はそこまで話もしないのですが、少ない話題も全てこんな感じの暗い話がほとんど。

 


というか、私が意識して明るい話題を言わなければ、父から明るい話題とか面白い話題をふってくることはまずありません。

 


食事時にこんな話を振られて、一体どう反応すればいいのでしょうか(笑)

 


そもそも、その女性が引きこもっていようがいなかろうが、父には全く関係ないはずです。
こんな話を振ってくる理由は一つだけ。

 


父は、自分よりかわいそうな人がいて欲しいのです。

 


自分の人生もひどいけど、それ以上にひどい人もいるんだ。
そういう人がいれば、弱い人間は安心するのです。

 


もちろんその安心は一時的なもので、さらに人格が歪む原因になっているということは本人は知るよしもありませんが…

 


なぜかというと、どれだけ性格が破綻していても、人間には大なり小なり良心があるからです。

 


自分よりかわいそうな誰かがいる、という事実に安心していることに罪悪感を抱いてしまい、結果さらに性格が歪むという悪循環。

 


どれだけつらくても悲しくても、感謝する気持ちを持たないと私の父のように性格が歪んできます。

 


あなたは感謝の気持ちを忘れていませんか?