ずっとそばにいてくれた、あなたへ
大好きだったコーヒーをやめて緑茶を飲むようになりました。
すると、明らかに体調がいいです。
かつてはコーヒーを毎食後に飲んでいました。するとちょくちょく腹痛に襲われるので仕方無しに一日一杯にしました。それでも段々と胃がやられてきます。
どうにかして飲もうと頑張ってきましたが、もう無理です。
私とコーヒーは、運命の糸で結ばれていなかった、ただそれだけのことでした。
どれほど求めても体が拒絶反応をしてしまう、ヤケになって浴びるように飲んだら当然のごとく腹痛で夜中にのたうち回ったり…
毎日3杯以上飲んでいる人もいるというのに、どうして自分はこんなに弱い存在なんだと運命を呪った日もありました。
でももう私も疲れました。もう、いいよね?もう戦うことに疲れてしまいました。
私はコーヒーと別々の道を歩むことを決めました。そして新たなパートナーとして、緑茶を選んだわけです。
最初は未練がましくコーヒーの事を考えていました。緑茶なんてただの代用品だと。でも時がたつに連れて、段々と緑茶が大切な存在へと変わっていったのです。
どれだけつらくあたったとしても、緑茶は私を受け入れてくれました。
そう、これが久しく忘れていたぬくもり。
私はただ、表面上かっこいいコーヒーという響きに酔っていただけなのかもしれません。そして地味な緑茶を蔑ろにして…
でも気付いたんです、ずっとそばにいてくれたのは、緑茶だったと。
一緒にいるのにつらいなんて、悲しすぎるじゃないですか。だけど意地になって求め続けて傷ついて。そんなの愛じゃない。
何気なくそばにいてくれるのが、本当の愛なんだと気付いたんです。
これから私は、緑茶とともに生きていきます。
さようならコーヒー、好きだったよ。
何の話???