矛盾に満ちたオバサマについての論文 2/2
前回の続きです
しかしそれに加えて、女性というのはお年を召されてもいつまでも女性でありたい、さらに言うなら女性として扱って欲しい、そういう一面も持ち合わせていらっしゃる方が多いのです。
もちろん私はそのことについて、異論があろうはずもありません。それは女性の当然の権利として広く世に主張して良いことであると認識しております。
しかし自らの見た目を恥じた言動をしておきながら、その一方で女性として扱ってほしそうな態度を取るという、矛盾に満ちた行動をとっているオバサマが一定数いらっしゃるのもまた事実かと存じます。
そう、これは世界七不思議にも数えられる、女心と呼ばれるものであります。
こうしたオバサマを見かけると、私としてはうぅむと首をかしげてしまわざるを得ません。
これは私の推測ですが、若い時に美しい見た目をしてチヤホヤされていた人ほど、そういった傾向が強いのではないかと存じます。
過去の栄光にすがりつく、それはこの世で最も悲しいことではないかと存じます。
それはつまり、今を大切に生きられていない事とも言い換えることができるからです。
私は近いうちに、このことについての論文をまとめて、学会に発表したいと思っています。
そうすることによって、オバサマのそういった矛盾に満ちた言動に振り回される私のような哀れな子羊が一人でも救済されることを、切に願っております。
以上。