もう一人誰かが居る?
今回は、ちょっとややこしい話をしてみたいと思います。
頭の体操と思って、付き合っていただけると幸いです。
私は趣味でギターを弾くのですが、最近知り合ったおじさんに歌の伴奏を頼まれました。
おじさんとのやりとりの中で、別の誰かが居るのか?とモヤモヤしてしまったので、話してみたいと思います。
YAZAWA好きのおじさん
おじさんはYAZAWAを歌いたいらしいのです。
このおじさんのことは何度か見かけたことがあって、確かに歌がうまかったです。
動画が送られてきたのですが、私は後で見ようと放置していました。
すると、おじさんから打ち合わせの電話がかかってきたのです。
以下、おじさんとのやりとり
おじさんとのやりとり
おじさん「もう一人俺の相方を連れていくから、相方との曲が終わったら、ヨシオカ君の伴奏で俺が歌うから」
私「了解しました」
おじさん「もうひとりはアコギでやるから」
(アコギ=伴奏、エレキ=ギター・ソロなど)
私「え?じゃあ俺はエレキを弾くってことなんですか?」
おじさん「いやいや、アコギを弾いてよ」
私「え?じゃあアコギが二人いるってことなんですか?」
おじさん「いやいや、ヨシオカ君だけだよ」
私「???」
もう一人がアコギで、私もアコギってどういう意味だ???
私は意味がわかりませんでしたが、とりあえずアコギをやってくれと言われたのでアコギを覚えるか、と一応は納得しました。
電話を切って、おじさんから送られてきた動画を見て、ようやく理解できました。
おじさんがやりたいと言っていた曲は、YAZAWAの「もうひとりの俺」という曲だったのです。
おじさんの言っていた「もうひとりはアコギでやる」という言葉、私はおじさんの相方がアコギでやるという意味で捉えていたのですが、おじさんは「もうひとりの俺」という曲を略して「もうひとり」と言っていただけだったのです。
電話の時点で私は曲名を知らなかったので、「もうひとり」という言葉をそのままの意味でもう一人誰かが居ると解釈してしまったのです。
以上を踏まえて、もう一度私とおじさんのやりとりを確認してみます
おじさんとのやりとり(解説付)
おじさん「もう一人俺の相方を連れていくから、相方との曲が終わったら、ヨシオカ君の伴奏で俺が歌うから」
(このやりとりのもう一人とは、相方という意味)
私「了解しました」
おじさん「もうひとりはアコギでやるから」
(アコギ=伴奏、エレキ=ギター・ソロなど)
(ここで言うもうひとりは「もうひとりの俺」という曲名を略して言っている)
私「え?じゃあ俺はエレキを弾くってことなんですか?」
(この時点で私は曲名を知らなかったので、相方さんという意味で捉えていた)
おじさん「いやいや、アコギを弾いてよ」
私「え?じゃあアコギが二人いるってことなんですか?」
おじさん「いやいや、ヨシオカ君だけだよ」
私「???」
…
まとめ
おじさんが相方を連れて来るという事、
曲名が「もうひとりの俺」という事、
私が曲名を知らなかった事、
それらが重なって、あたかももう一人誰かがいるのか?という勘違いが生まれてしまいました。
日本語って、難しいですね。
それではお聞きください、YAZAWAで「もうひとりの俺」