手足を失わずに生きてこれた幸せ
私、最近めいっ子が生まれました。
ちなみにこの子は3人目です。
1人目は3才、2人目は1才半で、両方男の子です。
さすがに3人目ともなると上の2人の面倒を見てくれと言われることがあるので、最近はちょくちょく一緒にいます。
私は独身ですので、小さい子どもと長く一緒にいるという経験をしたことがありません。
そこで3才と1才半の2人と過ごして気付いたことを書いてみたいと思います。
家の中は危険なものだらけ
1才半の子はもちろん、3才でも何が危険なことなのかということが全くわかっておりません。
角の尖った本を放り投げたり、キッチンに向かってボールを投げてきたりします。
壁に向かって全速力で走ってみたり、マジで目が離せません。
そうなってくると、ありとあらゆるものが危険なものに思えてきます。
ズッコケて机の角にでもぶつかりそうだし、おもちゃの散乱した部屋で走り回るものだからつまずいて顔面スライディングをする時もあります。
そんなことばかりだから、若干ノイローゼになりそうです。
戦時中のスパイみたいに、周りの人間すべてが敵に思えてくる感じ。
おもちゃが段々と凶器に、リビングがデスゲームの舞台に思えてきます。
外なんてもってのほかです。
危険物が飛んでくるなら避けることもできるでしょうが、自ら向かっていくのだからどうしようもありません。
なんてことを考えていると、一つの事実に気付きました。
私達はそういった時期を乗り越えて、今もこうして生きているのだな、ということに。
私も小学生くらいの時、結構危険なことをしていた事があります。
もちろんその時は危険だという自覚がなく、今になって考えてみると危険だなということをやっていました。
バイク事故が原因で片腕を無くした友人もいます。
私自身も、事故って死にかけたことがあります。
しかし私は今も、手足を失うこともなく、とりあえず健康で生きている。
それだけでもラッキーだなと思えてきます。
親であっても人間ですから、子供の行動の100%を把握して守ることは不可能です。
何事もなく健やかに生きていくのは、大なり小なり運の要素も絡んでくるのではないかと思います。
ちなみに、私の父親は事故が原因で身体障害者になっております。
不景気だなんだと言われている世の中ですが、とりあえず手足を失わずに大人になれているのだとしたら、それだけでもかなりの幸運も持ち主だと思います。
あなたは手足を失わずに生きてこれましたか?