暴力のない世界
暴力、争い、戦争といったものは悪である、それは間違いのない事実なのは明白でありますが、その一方で世の中から完全になくならないという現実もあります。
個人的には全ての暴力の類は、人間がストレス解消のために必要な行為なのではないかと思います。
基本的には社会が成熟してくると暴力は減るらしいのですが、その一方で例えば先日ハロウィンであったような通り魔的な犯罪が現れるようになるのではないかと思います。
つまり世の中から完全に暴力をなくそうとすると、ストレスを発散する術がなくなってしまうから、やっぱり暴力が発生してしまう、という矛盾が完成するわけです。
問題のなのは、ストレスを発散するすべがないということに集約されるのではないでしょうか。
そしてストレスを発散するために酒・タバコ・ギャンブルといった依存性のあるものを作り出し、それに税金を課し、世の中が上手く回っているように見せかけている、というわけです。
戦争に比べれば酒・タバコ・ギャンブルはマシに見えますが、それらは言うなれば巨大な負の感情をできるだけ小さくして分散しているというだけの話で、結局は別の問題を作り出しただけで根本的な解決にはなりえません。
暴力のない世界は実現できるのでしょうか。