孤独、孤独、また孤独
三連休は特に用事がなかった。
独身の私にはなかなかつらいものがある。
あれだけ毎日休みたいと思っていたのに、いざ空白の時間が出来るとつらい。
家電量販店と生活用品店に買い物に行く。
私の住む田舎でも、かなり人出が多かった。
家族連れが多い。
小さな子供の親たちは、私と同い年くらいか、下手したら私より年下なくらいだろう。
私は一人でウロウロする。
なぜこうなってしまったのだろう。
30過ぎで普通に結婚して普通に子供もいると思っていた。
私には何もない。
逃げるように何も買わずに帰った。
家にいるほうがまだマシだ、幸せそうな人たちをみないですむ。
とにかく行動するしかない。
もうそうする以外に道がない。
でも、それが孤独を深めているような気もする。
私は、人からの頼みを断れない人を蔑んだ目で見ていた。
自分の意思はないのか、と。
しかし少なくともそうしていれば、誰かと繋がっていられる。
無難に人付き合いをするというのも、生き残る一つの手段なのかもしれない。
私はずばずばと他人を遠ざけすぎて、孤独になってしまったのか。
そんなに簡単に、人との縁を切ってしまってよかったのか。
何もわからない。
今の私には、孤独しかわからない。