情報は、恐怖心を増幅させる
私はPCで図面を書く仕事をしているのですが、たまに結構難しそうな図面を渡されて嫌だな、時間かかりそうだなと思うことがあります。
しかし実際に書き始めると、意外とすぐ終わってしまうという場合が結構あるんです。
仕事以外でも、ぱっと見た感じ大変そうだからうんざりする、でも実際やり始めるとそうでもない、そういうことがちょくちょくあるということに気づきました。
これはきっと、現代人の抱える問題の一つではないかと思います。
あらゆることがネットで検索できるようになってくると、行動するのが億劫になってきます。
なぜなら、検索できるようになるということは、行動する前からある程度結果が見えてしまうということですから。
リスクを負って行動しなくても、調べればある程度の目処がたってしまう。
これは物を買う時など、いい方向に働く時もありますが、行動しなければならない時には、むしろ足かせになってしまう場合があります。
そしてここが重要なのですが、本当に大切なことはネットには書いていません。
ネットに書いてあることは、あくまでも誰にでも当てはまるようなことだけなのです。
人間関係など、本当に悩んでいることに対しては、誰も答えを教えてくれません。
自分で行動して確かめる他はないのです。
しかしネットで調べることに慣れきってしまった現代人は、そこに何かしらの救いがないかと探してしまう。
情報化社会になればなるほど、我々は臆病になってしまうのです。
やる前からあーだこーだ考えずに、行動に移す癖を作る。
そうすれば案外簡単に、周りより頭一つ飛び抜けることができるかもしれませんよ。