Story of my life

日常に転がる疑問を掘り下げるだけ掘り下げて放置

古いのか新しいのかよくわからない国、イラン

コロナが流行し始めて久しい世の中です。
ちょっと前から、カメラの前に立つだけで体温を測れる機械ができましたよね。
 
 
びっくりしたのが、体温を測るだけならまだしも、マスクをしていなかったら「マスクをしてください」と警告さえしてきます。
 
 
どの程度まで顔が隠れていたら警告してくるのか、ちょっと実験してみたい気もします。
 
 
が、さすがにそんなことして遊んでたら怪しまれそうなのでできていませんが…
 
 
そんなこんなで今回のニュース。
何かと黒い噂の多いイランですが、なんと顔認識機能を利用して、民族衣装の「ヒジャブ」を着用しているか否かを判別しているらしいのです。
 
 
イランでは、女性はヒジャブで髪の毛を隠さないといけません。
これは法律で決まっています。
 
 
イランにおいて女性がヒジャブを着用するのは、お金を盗んではいけない、人を殺してはいけないと同列というわけですね。
 
 
今世界中でLGBTが叫ばれているというのに、それ以上に時代錯誤な法律が未だに残っているというのが驚きです。
 
 
日本でもまだまだ男女格差が多いですが、それとは比べ物にならないくらい硬直的です。
 
 
そしてその時代錯誤な法律を守るために、顔認識という最新技術が使われているという奇妙さ。
 
 
イランは古いんだか新しいんだか、よくわからない国ですね。
 
 
そもそもの問題として男女の格差が激しい国は、「女性は男性の所有物である」という考え方が根付いています。
 
 
程度は違えど、日本もこういう考え方が強いですよね。
「男性は働いて、女性は家を守る」こういった考えのオッサンたちが一定数いるのも事実です。
 
 
ひどい場合には、意図的にこういう社会に仕向けている場合もあります。
イランは女性の就業率が2割ほどしかありません。
 
 
つまり、イランの女性は結婚しないと生きていけません。
だから男性に従うしかない、こういった歪んだ共生関係が社会に根付いているのです。
 
 
日本もかつてはそうだったのでしょう。
女性は職がないから、結婚して専業主婦になるのが当たり前。
そういった時代がありました。
 
 
ここ最近、日本も男女格差が多少なりとも是正されてきましたが、それは女性の人権侵害だからとか、そういったいい意味ではなさそうです。
 
 
単純に日本は少子高齢化になって働き手が不足してきたから、女性にも働いてもらおうというだけの話です。
それを女性の人権問題にうまく絡めて、いいことをしているような雰囲気にしているだけ。
 
 
景気のいい時は男性が女性を支配して、景気が悪くなって男性が女性を養えなくなってきたら、女性にも働いてもらう。
なんて都合のいい考え方でしょう!
 
 
もし日本の景気がよくなることがあったら、また男性が支配的な社会になっていくのでしょうか…
 
 
それはありえないでしょう、なんといっても、男性より女性の方がよほど強いのですから!