伝言ゲームで気が狂いそう
先日、ほんと日本って面倒だなと思ったことがありました。
私は図面を書く仕事をしているのですが、その図面に数字が抜けている箇所があり、親会社に問い合わせをしました。
「図面に数字が抜けている箇所があって、書けない、だから教えて欲しい。」
たったこれだけのことを聞いただけだったのですが、異常に時間がかかりました。
私が担当の仕事ですが、親会社に連絡をするのは私ではなく、図面のチェックをしている人です。その人をAさんとしましょう。
この時点で、私とAさんの2人が登場しました。
私から図面の不備を聞いたAさんが、親会社に連絡します。
そして親会社もうちの会社と同じように、図面を書いた人ではなく、別の人が対応します。
この人をBさんとしましょう。そしてBさんが図面を書いたCさんにそれを伝えます。
この時点で、私とA,B,Cさんの4人が登場しました(笑)
そして4人も絡んでいるので、私の言ったことがうまく伝わっていなかったのか、Cさんが私に直接電話してきて、「問い合わせはこういう意味ですか?」と聞いてきました。
だったら最初から私がCさんに電話すればいいのでは?と思いません?(笑)
これでようやく話が伝わったかと思いきや、さらにCさんがびっくりすることを言ってきました。
「この図面は別の会社が書いたものなので、わからない。また後日連絡します」とのこと(笑)
この図面を書いた会社も同じように図面を書いた人と、受付をする人は別でしょうから、さらに2人が絡んできます。
「図面に数字が抜けている箇所があって、書けない、だから教えて欲しい。」
たったこれだけのことを聞くだけで、なんと6人もの人が絡んできました(笑)
最低でも6人ですから、もしかしたらあと1人か2人くらいは間に入っている可能性もあります。
信じられないですよね、つまり私がやっている仕事は子請けではなく孫請けだったようですが、ここまでぐちゃぐちゃになるくらいだったら最初から親会社が自分でやったほうがよかったのでは?と思います。
そりゃ日本の会社は利益でないわな…と身をもって思い知った事件でした。