ダメ人間はなぜダメ人間なのか
20年近く企業で働いてきて思うのが、「できない人間ほどエラそう」ということです。
できない人間ほど(99%の場合おっさん)やたらエラそうで、ちゃんとやっている人は文句などいいません。
あなたの周りにもそういう人(おっさん)がたくさんいるのではないでしょうか。
なんてことを個人的に考えていたら、なんと実際にそういった法則があったのです!
その名も、ダニング・クルーガー効果。
その名の通りダニング博士とクルーガー博士の共同で実証された現象らしいのです。
その効果とは、
「能力が低い人ほど自分を過大評価し、能力が高い人ほど自分を過小評価する」
というものです。
ね、私の「できない人間ほどエラそうで、できる人は文句なんか言わない」という考え方に酷似してますよね??
まさかこんなくだらないこと(といったら両者に失礼ですが)を研究している人がいたなんてびっくりでした。
彼らは被験者に対して、様々なテストを施しました。
その結果わかったことは、
・テストの点数が高い人ほど、自分はできていないと評価
・テストの点数が低い人ほど、自分はできていると評価
面白いですね、これはまさに私が普段から同僚に感じている感想と一致しています(笑)
テスト勉強ということに関して、この現象を説明すると、
・テスト勉強をしている人は、自分がどの程度できるのか把握できるので、物事を客観的に考えられる。
・テスト勉強をしていない人は、自分がどの程度できるのか把握できないから、物事を主観的に判断してしまう(なんとなくできているような錯覚に陥る)
こういったバイアス(偏り)がダニング・クルーガー効果もとい、ダニング・クルーガー・ヨシオカ効果を生み出すのでしょう。
いろんな事を知っていて、客観的な判断ができるからこそ謙虚な姿勢で仕事ができるわけです。
何も知らないから自分目線でしか物事を判断できなくなり、自分はできる人間だと勘違いしてしまうのですね。
まとめ
いやー、世の中は広いですね。
まさかこんなくだらないこと(2回目)を研究している人がいるなんてびっくりでした。
もしかしたら他にも、普段なんとなく考えていることを深掘りしている人がいるのかもしれません。
「能力が低い人ほど自分を過大評価し、能力が高い人ほど自分を過小評価する」というダニング・クルーガー効果。
あなたは陥ってませんか?